「大井町の賑わいとは何か？」を研究した慶應義塾大学4年濱口夏冴さん登場！「みらいの大井町をつくる・ラボ」（FMしながわ）第46回放送レポート

「FMしながわ」では、2020年4月より、慶應義塾大学飯盛義徳研究室・大井町元気プロジェクト所属の学生によるレギュラー番組『みらいの大井町をつくる・ラボ』が放送されています。コンセプトは、大井町や住民の方の「いま」と「みらい」。大学生ならではの目線から大井町の魅力や可能性、住民の方の生の声を発信しています。1月10日(水)18時から、その第46回目が放送されました。
今回のパーソナリティーは、能願結(2年)、小林菜奈(1年)が務めました。今月もケーブルテレビ品川のスタジオから、生放送でお送りしました。

■1月の放送内容

1．オープニング

パーソナリティとして慶應義塾大学2年生の能願結さんが初登場です！
成人式を終えたばかりの能願さん。「能願」という苗字は、非常に珍しく、全国に30人ほどしかいないと言われているそうです。そんな素敵なお名前の持ち主である彼女の趣味は散歩です。のんびりと散歩をする中で、景色を眺めたり、街の雰囲気や変化を感じ取ることが好きとのことでした。これからは大井町の魅力も感じ取っていくのではないでしょうか。大井町ラボの新星に乞うご期待！

2．みらい対談

続いてのコーナーは、大井町への思いや思い描く未来についてお話を伺う「みらい対談」です。今回は、大井町ラボの立ち上げ当初から深く関わり、大井町を研究対象としてきた、慶應義塾大学総合政策学部の濱口夏冴さんにお話を伺いました。

Q.卒論の概要を教えてください。

A.「大井町の賑わいとは何か」を空間や人口流動解析ソフト、アンケートやインタビューを通して研究しました。

Q.研究を通じて、大井町のイメージや考え方は変わりましたか？

A.変わりました。4年間大井町で活動してきたことで、さまざまな老若男女にインタビューをすることができました。今までは大井町を利用する住民でしたが、研究を通じて大井町を俯瞰することができ、観察者という立場になりました。そうすることで、見えてくる場所、見える場所が変わりました。そして大井町は大学院に進むという私の進路を決めてくれました。

Q.大井町のお祭りやイベントに参加したことはありますか？

A.大井どんたく夏祭りに大井町ラボメンバーで出店側として参加したことがあります。祭り中にカメラを回し、編集をして一本の作品を作り上げました。

Q.私たち新規生に伝えたいことは？

A.私たちはちょうどコロナ禍に被ってしまったため、大井町での現地調査をすることができませんでした。新規生には大井町で現地調査をし、マイクを持って街頭インタビューやロケに行ってみることをしてみてほしいです。例えば飲食店の厨房に入って生の声を聞くなど新しいことをどんどんしていってほしいです。そしてより大井町の魅力を見つけていってほしいです。

ありがとうございました！

3．みらいの部屋

みらいの部屋は今回からの新コーナーとしてスタートしました。このコーナーでは大井町の最新のニュースや課題を一つ取り上げて、みんなで一緒に、未来の大井町について考えていきます。今回は未来対談のゲスト、濱口夏冴とともに「大井町の再開発」をテーマにその可能性と難しさを深めていきました。

Q.再開発が進む大井町ですが、今後も変わらないでいてほしい部分はありますか？

変わらないでいてほしい部分は、大井町の魅力であるファミリー層と下町が共存している事です。そのため、再開発がファミリー層と下町の共存にどのような影響を与えうるのかが課題にもなりそうですよね。できるだけ多くの利害関係者にとって、よりよい結果となるようにまずは一人一人が再開発について考えを巡らすことが重要ですね。

Q.今後の大井町にはどうなってほしいですか？

私自身が大井町に住んでいて感じることと大井町の関係者に伺ったお話に共通していることとして、大井町は何もかも揃っている利便性が高い温かい街だけれど、シンボルがないということ。ここに大井町の課題があると感じます。それを再開発によって解消し、「大井町といえばこれだよね！」というシンボル的なものができることで、何か目的をもって大井町を訪れる人が増えてほしいなと思います。

ありがとうございました！

■今回放送した楽曲

One Direction『Save You Tonight』
相対性理論『品川ナンバー』
GLIM SPANKY『大人になったら』
サカナクション『新宝島』

次回、第47回放送は、2月7日（水）18時〜です。番組では、リスナーの皆さんからのおたよりを募集しています。

X（旧Twitter）アカウント：＠oimachi_lab
公式ハッシュタグ： #大井町ラボ

番組の感想やメッセージ、要望、アイデアなど、どしどしお送りください！

（レポート／慶應義塾大学総合政策学部1年水上晶愛、小林菜奈 環境情報学部2年能願結）