【KIDA PROJECT 2022】タブレットグッズを考えよう!探究体験プログラム「新商品こども会議」が品川区立立会小学校で開催されました
2020年度から継続して行ってきている「KIDA(キーダ) PROJECT」の探究体験プログラム「新商品こども会議」が、2022年9月9 (金)に対面で品川区立立会小学校で開催され、小学3年生103名が参加しました。
「KIDA PROJECT」とは、慶應義塾大学SFC研究所上席所員 醍醐身奈による「探究学習の研究」に、探究・キャリア教育として新商品開発プログラムを実践している一般社団法人キッズMが参加して発足したプロジェクトです。子どもたちがその道の専門家から「本物」を学び、現代・未来に溶け込む新しい「商品・サービス」を開発します。様々な企業にプレゼンテーションを行って商品化などの実現を目指すというプロセスの中で、子どもたちの「主体的に課題を解決する力」を育むものです。
今回の企画は、「富士山消しゴム」をはじめとする文房具やオフィス用品等でおなじみのプラス株式会社のご協賛を得て実施することができました。子どもたちが考えた「商品の販売促進アイディア」がプラス株式会社に届けられ、もしかすると自分の考えたアイディアをもとにした新商品が採用されるかも?というワクワク感たっぷりの企画となりました。
授業では、プラス株式会社の社員のみなさんから、商品開発やプロモーションをしていく中でどのような工夫をしているのか等、プロならではのお話を聞くことができました。子どもたちは自分たちが普段使っている文房具や日用品等が、様々な人がかかわって企画・販売されているのだということを、あらためて実感してくれたようです。
■主催した醍醐身奈上席所員コメント
今回もいつも企画・運営をご一緒させていただいている一般社団法人Kids Mさんと、プラス株式会社さん、学校の先生と連携をしながら、このプロジェクトを進めてきました。立会小学校とは2年ほど前から、大井町のまちづくりプロジェクトの一環として、SFCの学生がオンラインで探究学習に関わっていましたが、今年は対面で子どもたちがイキイキと学ぶ姿に接することができました。
授業では、「タブレットグッズ新商品」を開発する企画を行いました。GIGAスクール構想により子どもたちはタブレット端末を使用して授業を受ける機会が増えてきましたが、まだまだ「こうしたグッズがあったらいいのに」という商品が少ないのが現状です。そうした日常的な困りごとから、子どもたちは自分たちなりに「問い」を立て、その問題を解決するための商品アイディアを次々に生み出していました。授業では発表をしたいと希望する子どもたちが後を絶たず、斬新なアイディアや商品の工夫について数十名の子どもたちがプロの前で発表をしてくれました。
子どもたちは、日常生活の中で様々な社会課題を解決するために、プロが日々どのようなことを考え、工夫しているのかを理解することで、商品開発への関心をさらに深めていってくれたのではないかと思います。
ご参加いただいた皆様、協賛してくださったプラス株式会社の皆様、ご協力ありがとうございました。