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2021年3月21日(日)に、「KIDA(キーダ) PROJECT2020〜江戸の伝統技術で未来の東京をデザインする」に参加した小学生13名(2年生~5年生)、中高生6名(中学1年生~高校1年生)による研究成果発表がオンラインで実施されました。

「KIDA PROJECT」*1とは、慶應義塾大学SFC研究所上席所員 醍醐身奈による「探究学習の研究*2」に、新商品開発プログラムを実践しているキャリア教育のキッズMが参加して発足したプロジェクトです。子どもたちが江戸の伝統を受け継ぐ職人から「本物」を学び、現代・未来に溶け込む新しい「商品・サービス」を開発。地域産業を担う企業にプレゼンテーションを行ってその実現を目指すというプロセスの中で、子どもたちの「課題解決力」を育むもので、今回の発表会はその第2弾(Bコース)となります。

*1 KIDA PROJECTの詳細はこちら。
*2都市部における「学びの場」での「探究のプロセス」に着目した指導方法と教材の開発
*本研究は、博報堂教育財団「2020年度 児童教育実践についての研究助成」を受けています。詳細はこちら。

【プレゼンテーション当日の様子】
プレゼンテーションは午前の部、午後の部の2部制で行われ、大井町にある「品川職人組」の職人さんをはじめ、墨田区の職人さん、そして企業の方、学校の先生、発表者の保護者など、約70名の方々にご参加いただきました。

子どもたちは、一人5分ずつのプレゼンテーションを行い、自分たちが考えた伝統工芸品を使った新商品を、手書き、PowerPoint、試作品の提示など、それぞれ工夫を凝らしてアピールをしました。今回は、小学校2年生からの参加者も多く、大人顔負けのプレゼン力にZOOMでのチャット欄は大いに盛り上がりました。

【子どもたちの商品が試作品として登場?!】
当日プレゼンされた商品の中で、中学生の作品が早速、品川職人組の一人である和裁士・釼持博さんのご協力のもと、2021年3月27日(土)に大井町きゅりあんで実施された「木心(きごころ)」イベントで試作品として展示されました。

「KIDAPROJECT」は約半年間にわたって実施されてきましたが、このプロジェクトを通じて、たくさんの子どもたちがオンライン上で江戸の伝統技術を学び、新商品を考えました。「子どもたちと地域が繋がることはとても難しいとされていますが、本プロジェクトを通じて子どもたちがたくさんの職人さんや企業の方々、そして地域の人々と繋がってくれたことをとても嬉しく思います。今後も、日本全国にこうした実践事例を増やしていきたいと思います」(醍醐上席所員)。

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