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「FMしながわ」では、2020 年 4 月より、慶應義塾大学飯盛義徳研究室・大井町元気プロジェクト所属 の学生によるレギュラー番組『みらいの大井町をつくる・ラボ』が放送されています。コンセプトは、大井町や住民の方の「いま」と「みらい」。大学生ならではの目線から大井町の魅力や可能性、住民の方の生の声を発信しています。12月2日(水)18 時から、その第9回目が放送されました。

今回のパーソナリティも、添野太朗(環境情報学部 4 年)、中村周平(総合政策学部 2 年)、濱口夏冴(総合政策学部 2 年)が務めました。今月は、ケーブルテレビ品川さんのスタジオを特別にお借りしての生放送でお送りしましたが、独自インタビューと学生ならではの視点を活かしたトークで、充実した内容の番組をお届けしました。12月9日(水)、16日(水)、23日(水)18 時~19 時で再放送がありますので、ご興味のある方はぜひお聴き下さい。

■12月の放送内容

1.みらい対談/ゲスト:慶應義塾大学SFC研究所所員 木口恒(ひさし)さん
このコーナーは大井町に関わっている方に大井町への思いや思い描く未来についてお話を伺います。今回は、私たち慶應義塾大学飯盛研究室のOBであり、現在この大井町にお住まいでもある木口恒さんにお話を伺いました。木口さんはブランディングデザイナーとして、多方面でロゴやデザイン制作をてがけられております。

-現在はどのようなお仕事をされているのか教えてください。
-ご依頼を受けた会社の新しいロゴやWEBサイトを制作しております。最近は言葉を大切にしようと心がけており、先方が掲げているビジョンやミッションに隠されている言葉をどのようにしたら伝えられるかを意識してロゴをデザインしております。そこから、デザインしたロゴの伝え方を考えるなど、デザインのブランディングにも携わっております。

-木口さんは大井町住民でもありますが、住んでみていかがですが?
-大井町には、4年前に引っ越してきました。決め手は、やはり交通の便です。住み心地としては、とても良いです。ただ、家賃が高いですね(笑)。その点を除けば、とても住みやすいと思います。昭和な商店街もありながら、カフェなど現代的なお店もあるため、基本的に何にでも応えてくれる町だと思います。大井町は、徒歩圏内でいろんな表情を魅せてくれるので、そこが魅力のひとつですね。

-今の大井町にあったら良いものなどはありますか?
-美術館や写真展専用の施設など、文化的な施設があったら嬉しいです。カジュアルにふらっと立ち寄れるそんな施設があると、町全体の懐が深くなり良いと思います。あとは特に思いつかないほど、満足しています。

-学生に向けて期待することをOBとして、また住民としてお聞かせください。
-住民としては、大井町はにぎやかな町なので、このイメージをどうやって社会に伝えていくのかを学生目線で考えてほしいです。大井町の魅力をいかにして展開していくかが楽しみです。OBとしては、学生は研究会に入ると年々視点が磨かれると感じるため、それを大井町でより実践的に活かしてほしいと期待しています。大井町は今までの飯盛研究室で活動してきた地域とは一味違うため、多面的な視点を磨いていってほしいです。

貴重なお話ありがとうございました。

2.未来郵便局/あなたが住みたいまち
続いてのコーナーは、リスナーや大井町に関わっている方からお便りをいただき、みんなで一緒に未来のまちについて考える『未来郵便局』です。先月に引き続き、今月も大井町で地域づくり活動をされているNPO法人まちづくり大井の方々に、「あなたが住みたいまち」についてお聞かせいただきました。

*オレンジさん(女性)
想像力をかき立てられるようなまち(入ってみたいなと思うお店がたくさんあったり、面白そうな会社があったり)
学生コメント:一見何を売っているのかわからないお店があったら、最初は足を踏み入れづらいですが、想像力はかき立てられそうですね。

*國さん(男性)
様々な年代が落ち着いて生活ができる懐の広いまち
学生コメント:地域に心の広い方が多く住んでいたら、地域自体も穏やかで懐の深いまちになりそうですね。今回のみらい対談でお話しを伺った木口さんは、大井町に関して「エリアによって色が違う」とおっしゃっていました。大井町にはいろんな年代の方が住んでいる、それぞれが暮らしたいところで暮らしているという点でも、それぞれに合った穏やかな地域といえそうですね。

*なつさん(女性)
交通、買い物が便利で、かつ遺跡など古いものがそのまま残っているまちに住みたいです。
学生コメント:よく考えてみると、品川区は交通、買い物、遺跡の3つの要素が揃っていますね。これは古くからいろいろな人が住んでいたという歴史がある証拠ともいえますね。

*Qちゃんさん(女性)
様々な年齢の人が住み、それぞれの世代が活きいき健康に過ごせるような取り組みや施設のあるまちに住みたいです。
学生コメント:まちの公園に健康遊具があると、年代問わずふれあうことができ、自然と多世代が交流できる場が生まれていきいきと過ごせそうですね。

まちづくり大井のみなさま、ありがとうございました。

3.特別企画/大井町ラボ大反省会
2020年4月に始まった「みらいの大井町をつくる・ラボ」では、これまでさまざまな企画を通して、大井町の“いま”と“みらい”について考えてきました。年内最後の生放送であった今回を一つの節目として、番組について振り返りました。

-印象に残っていること・コーナー
濱口: 「私は、6月放送で行った緊急大井町レポートが印象的でした。この企画はコロナウイルスの感染拡大で自粛期間の中、大井町の現状を電話で直撃取材をするというものでした。大井町住民である私は、大井町でフィールドワークをして現状を調査しました。放送では少ししか取り上げられませんでしたが、実際は1時間くらい歩いて調査したため、短い時間でまとめることに苦労したのが印象的でした。」

中村:「私は、8月放送で行った佐賀プロジェクトの野田さんと現地の方々との対談が印象的でした。こちらは事前に収録して行いましたが、現地の青年団の方とのお話が盛り上がり、収録時間を大幅に超えてしまいました。私はこの時編集担当だったため、1時間近くのものを10分程に編集しなければならず、どの部分を取り上げてどの部分を省くのかとても悩みました。さらに当時は全て事前収録であったことから、編集期限が短く、泣きながら編集していたことを覚えています。」

添野:「私は、先月行った、Go to ○○ クイズ大会ですね。今までにない面白い企画ができて楽しかったです。しかも、逆転優勝できたので嬉しかったです(笑)。今後も大井町に関連したクイズ企画などの楽しめる企画を、どんどんしていきたいと思いました。」

-今年の放送を振り返って、来年やりたい企画
濱口「来年はもっと大井町の情報を発信していきたいですね。今年はコロナウイルスの影響で、なかなか大井町で活動することができなかったので、来年は大井町に密着して新しい大井町を発信していきたいです。」

中村:「私は、もっと住民の方とお話ししていきたいと感じました。コロナウイルスの影響があったので、住民の方との交流ができませんでした。来年もどうなるかわかりませんが、住民の方と絡めた企画をして、交流を深めていきたいですね。」

添野:「私は、もっと大井町元気プロジェクトのメンバーを巻き込んでいきたいです。現在ラジオに関わっているのが、濱口・中村・添野・泉田の4人なので、今後はプロジェクトメンバーをゲストとして招いて、共に大井町について語りたいですね。」

来年も、いろんなことをやって、新しい大井町を発信できるように頑張っていきたいと思います。

1月の第1回放送は、1月6日(水)18時〜です。どうぞご期待ください。また番組では、リスナーの皆さんからのおたよりを募集しています。
Twitterアカウント:@oimachi_lab
公式ハッシュタグ: #大井町ラボ
番組の感想やメッセージ、要望、アイデアなど、どしどしお送りください!
(レポート/慶應義塾大学総合政策学部3年 泉田佳穂)

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みらいのまちをつくる・ラボ > プロジェクト > 域学連携プロジェクト > 1年の振り返りと来年の抱負を発表!「FMしながわ」にてレギュラー番組『みらいの大井町をつくる・ラボ』第9回が放送されました