「FMしながわ」では、2020年4月より、慶應義塾大学 飯盛義徳研究室・大井町元気プロジェクト所属の学生によるレギュラー番組『みらいの大井町をつくる・ラボ』が放送されています。コンセプトは、大井町や住民の方の「いま」と「みらい」。大学生ならではの目線から大井町の魅力や可能性、住民の方の生の声を発信しています。9月2日（水）18時から、その第6回目が放送されました。
今回のパーソナリティは、泉田佳穂（総合政策学部3年）、中村周平（総合政策学部2年）、濱口夏冴（総合政策学部1年）が務めました。５ヶ月ぶりにk-11ビル7階の「みらいのまちをつくる・ラボ」から生放送でお送りしましたが、独自インタビューと対面の会話ならではのフリートークで、今月も充実した内容の番組をお届けしました。9月9日（水）、16日（水）、23日（水）18時～19時で再放送がありますので、ご興味のある方はぜひお聴き下さい。
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9月の放送内容
1．みらい対談/ゲスト：慶應義塾大学 厳網林教授（環境情報学部）
このコーナーは大井町に関わっている方に大井町への思いや思い描く未来についてお話を伺います。今回のゲストは、地理情報科学を専門とされ、みらいのまちをつくる・ラボにてまちづくりの研究もされている厳網林先生にお話を伺いました。
-ラボでの活動内容を教えてください
「みらいのまちをつくる・ラボでは様々な研究がなされていますが、わたしの研究はまちそのものを対象にしています。実際にまちを歩いてみて、そこから得た情報を私の専門分野である地理データやウェブデータなどを使って分析を行い、これからのまちのあり方を考える活動をしています」
-大井町のこれからの課題は何であると思われますか
「わたしが外国人の方に東京の街を紹介する際は、新宿などのピカピカした街よりも、住人のリアルな暮らしが見られる大井町をおすすめしています。統計を見ると、実は大井町の利用者は住人と住人ではない人が半々くらいなんです。まちの将来を考える際にはビジネス機能だけでなく、居住機能をどう高めるかがより重要な課題だと思います」
-最終的な大井町の理想の形は何だと思いますか
「去年11月に海外の皆さんとデザインワークショップを実施したのですが、その時のテーマは『自然共生・環境共生』でした。自然と人間の魅力ある共生空間の実現にあたって、今の大井町には自然が少ないと考えています。それぞれ緑化活動を行っている団体はありますが、まち全体のデザインが計画されていないのは非常にもったいないと感じています。また見慣れているまちの風景に、地域の伝統的な資産や自然を残しながら発展していくのもとても大切だと思います」
-ありがとうございました。
2．未来郵便局/あなたが住みたいまち
続いてのコーナーは、リスナーや大井町に関わっている方からお便りをいただき、みんなで一緒に未来について考えていく『未来郵便局』です。先月に引き続き、今月も大井町で地域づくり活動をされているNPO法人まちづくり大井の方々に、「あなたが住みたいまち」についてお聞かせいただきました。
＊まさひろさん（46歳・男性）
「子供達が大人になっても、彼らが家族で住みたいと思う街」
＊ときたまごさん（54歳・女性）
「古くて新しい街に住みたい！ディズニーランドならシンデレラ城みたいに、大井町と言えばこれというようなシンボライズされた建物とかあるといいな。」
＊がたちゃんさん（70歳・男性）
「街を歩く誰もがあいさつを交わす心温まるまちに住みたい」
まちづくり大井のみなさま、ありがとうございました。
3．特別企画/バーチャル夏祭り
最後は、この夏遊びに行けなかったお祭りを耳と想像で楽しむコーナー、題して『バーチャル夏祭り』です。今年開催中止となってしまった『第66回大井どんたく夏まつり2020』の思い出や、SFC（慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス）で今年開催された『オンライン七夕祭』について紹介しました。コーナーの終わりには、私たちパーソナリティーの3人でどんな『バーチャル夏祭り』があったら面白そうか考えてみました。
泉田「全国のお祭りをバーチャル上に集結させて、コンテストも開きたい。芸能人とバーチャルでお祭りデートができたら楽しそう」
中村「屋台のゲームでe-Sportsがあったらいいな。全国の人と対戦ができたら面白い」
濱口「満腹にはならず味覚だけを感じ取る装置を体に取り付けて、屋台の美味しいものをたくさん食べたい」
10月の第1回放送は、10月7日（水）18時〜です。どうぞご期待ください。また番組では、リスナーの皆さんからのおたよりを募集しています。
Twitterアカウント：＠oimachi_lab
公式ハッシュタグ： #大井町ラボ
番組の感想やメッセージ、要望、アイデアなど、どしどしお送りください！
（レポート／慶應義塾大学総合政策学部1年 濵口夏冴）