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「FMしながわ」では、2020年4月より、慶應義塾大学 飯盛義徳研究室・大井町元気プロジェクト所属の学生によるレギュラー番組『みらいの大井町をつくる・ラボ』が放送されています。コンセプトは、大井町や住民の方の「いま」と「みらい」。大学生ならではの目線から大井町の魅力や可能性、住民の方の生の声を発信しています。6月3日(水)18時から、その第3回目が放送されました。

今回のパーソナリティは、添野太朗(環境情報学部4年)、中村修平(総合政策学部2年)、濱口夏冴(総合政策学部1年)が務めました。新型コロナウィルス感染症対策によりリモートでの収録となりましたが、独自インタビューや電話取材による大井町の現状のレポートなど、充実の内容で1時間の番組をお届けしました。6月10日(水)、17日(水)、24日(水)18時~19時で再放送がありますので、ご興味のある方はぜひお聴き下さい。

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6月の放送内容

1.飯盛研究室プロジェクト紹介/ファミリービジネスプロジェクト

最初は、飯盛研究室のさまざまなプロジェクトを紹介するコーナーです。今回はファミリービジネス(FB)プロジェクトのリーダー、宮田美卯さん(環境情報学部4年)がゲスト。「FBプロジェクトは、NPO法人ファミリー・ビジネス・ネットワーク・ジャパンと協同して、家族経営で代々受け継がれてきた老舗企業を訪問し、経営や地域とのつながりについてケース教材を作る活動をしています。私自身は、祖母が福岡の中州で経営していた料亭が世代交代したときに、ファミリービジネスに関心を持ちました。大井町の老舗企業も研究していきたいですね」と話しました。

2.みらい対談/ゲスト:慶應義塾大学 加藤貴昭准教授(環境情報学部)

続いては、大井町在住の方にお話を伺う対談コーナー。今回のゲストは、みらいのまちをつくる・ラボにて、eSportsの研究をされてる加藤貴昭先生です。

‐ラボでの研究内容を教えてください。

「ラボ内にeSportsルームをつくり、プロ選手などにきてもらって、眼球運動などを計測しています。またeSportsを取り入れた高齢者の方向けの健康講座を開催しており、ヘルスケアへの影響を調べています。記憶力の向上など良い結果がでてきています」

‐健康講座とはどのような講座でしょうか?

「体操や工作などに加えて、太鼓の達人というゲームを取り入れています。毎週月曜日の午前中に実施しており、これまで延べ600人以上の方にご参加いただきました。現在は新型コロナウィルスの影響で中止していますが、今後より多くの方に参加いただきたいです」

‐大井町のみらいについてお考えのことをお聞かせください。

「大井町はどんどん新しいものができていますが、古くていいものも残っている。そこが味です。だからこそ、いろいろな人がコミュニケーションをとれる場所が大事だと思います。eSportsはゲームなので、子どもからお年寄りまで、また例えば障がいがある方でも幅広く楽しめます。eSportsを通じて、大井町のみなさんをつないでいけるといいですね」

‐ありがとうございました。

3.緊急大井町レポート

最後は新コーナー「緊急大井町レポート」です。緊急事態宣言が続いている中、大井町の町はどうなっているのか、プロジェクトメンバーが大井町の方に電話取材をしてわかったことをレポートしました(収録日である5月24日現在の情報です)。

まず、大井町駅の利用者は「実感としてこれまでの2割ほど」(東急電鉄)、「半分以下」(りんかい線)で、町には地元の人しかいない状況。商店街の人通りも少なく「売り上げは厳しいですね。ただテイクアウトを始めて地元の常連さんが買ってくれています」(牛タンいろ葉)とのことでした。一方で駅前のヤマダ電機の店長は「お客様の数は若干減ったものの、リモートワークの拡大によってパソコンや周辺機器の売り上げが伸びています」と話していました。業種によってコロナ禍の影響に差はありますが、いずれにしても早期の終息に期待したい、そして早く大井町にフィールドワークに行きたいと締めくくりました。
7月の第1回放送は、7月1日(水)18時~です。ご期待ください。

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みらいのまちをつくる・ラボ > プロジェクト > 域学連携プロジェクト > 「FMしながわ」にて、大井町元気プロジェクトによるレギュラー番組『みらいの大井町をつくる・ラボ』第3回が放送されました