【多世代シェアハウス研究会】憧れの住まいもシェアすれば住める!「三鷹天命反転住宅」見学レポート
多世代型シェアハウス研究会の福澤です。2023年2月25日(土)、多世代型シェアハウス研究会有志メンバーで三鷹天命反転住宅に行ってきました!
三鷹天命反転住宅とは?
ホームページによると、三鷹天命反転住宅とは「芸術家/建築家の荒川修作+マドリン・ギンズによる、世界で最初に完成した”死なないための住宅”」ということです。
その説明文や写真からもわかるように、非常に個性的な住宅です。本来は、シェアハウスではなく一般世帯向けの住宅ということなのですが、そのうちの一室をシェアをして住んでいるという話を聞きつけ、見学させてもらうことにしました。
© 2005 Estate of Madeline Gins. Reproduced with permission of the Estate of Madeline Gins.
曲がったインターフォン、でこぼことした床、カラフルな室内、その中央にある丸いキッチンなど、面白いポイントが沢山あります。
筆者撮影)住宅内のインターフォン
そして、そんな物件をシェアハウスとして利用しているからこその、衝撃的なエピソードが数々と出てきました。例えば、ある部屋(物件内の写真の赤い球体の部屋)は、床が平面ではなく、球体になっています。そのため、その部屋の住人は真っ直ぐ横になって眠ることが出来ないそう。
また、この物件のトイレには、扉がありません。そのため、トイレの利用にあたっては他住人へのアピールが必要となります。そのような状況でもシェアハウスを続けているという住人の方々。
苦労はありつつ、住人の皆さんがこの住まいを選ぶのは、その物件に大きな魅力があるから。住人の1人である加藤さんは、この建物が大好きで住むことが昔からの夢だったそうなのですが、家賃を1人で払うことは難しく、シェアハウスならばと知人とシェアする暮らしを選んだそうです。そういう意味では、シェアハウスはその夢を叶えるための最短の方法だったということ。
そして、このシェアハウスに住んでいれば、この物件に惹きつけられた個性的な住人との出会いや、そこから広がるネットワークによって、さらに刺激的で面白い暮らしになるのだろうな予感がしました。見学の機会をいただき有難うございました!