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2022年8月5日(金)に、「KIDA(キーダ) PROJECT」※の企画、「本物の仕事体験『こども商品開発』」が品川区立御殿山小学校で開催されました。

※「KIDA PROJECT」とは、慶應義塾大学SFC研究所上席所員 醍醐身奈による「探究学習の研究」に、キャリア教育として新商品開発プログラムを実践している一般社団法人キッズMが参加して発足したプロジェクトです。子どもたちがその道の専門家から「本物」を学び、現代・未来に溶け込む新しい「商品・サービス」を開発します。様々な企業にプレゼンテーションを行って商品化の実現を目指すというプロセスの中で、子どもたちの「課題解決力」を育むものです。

今回は、「おもしろ消しゴム」でおなじみの株式会社イワコーさんのご協賛を得て実施することができました。

この体験プログラムは、夏休み特別企画として3日間 (DAY1:7/21, DAY2:7/30, DAY3:8/5)にわたって行われ、御殿山小学校1~6年生26名と保護者の皆さんにご参加いただきました。3日目(最終日)のプレゼンテーションには、実際に商品開発に携わっているイワコーの社員の方々もお見えなり、なんと創業者である岩沢さんまでご参加くださいました。そして、子どもたちのプレゼンをきいてくださったり、創業当時の苦労話や商品開発に関わる熱い思いを話してくださったりと、子どもたちにとって貴重な体験につながったのではないかと思います。

子どもたちは、自分が考えた様々なおもしろ消しゴムの企画をスライドで発表するだけでなく、より具体的なイメージをもってもらうために紙粘土で試作品を作ってプレゼンをしました。イワコーの社員の方々からデザインに対する斬新なアイディアや試作品の出来栄えに驚嘆する声が次々とあがり、子どもたちも自分の企画に対してどのような思いで作ったのか、工夫したことや苦労したことなど、質問や意見に対して丁寧にこたえていました。

■主催した醍醐身奈上席所員コメント
今回も一般社団法人Kids Mさんのご協力を得て、株式会社イワコーさん、御殿山小学校の先生方、父母と先生の会(PTA)、学校地域コーディネーターと連携をしながら、このプロジェクトを進めてきました。

イワコーの社員の方々からの感想にあったように、おもしろ消しゴムがいかに子どもたちにとって身近なものであり、子どもの視点をいかした商品開発の重要性を痛感できました。それと同時にイワコーの創業者である岩沢さんや社員さんから商品開発をする上でどのような点に配慮しているのかなど、プロからの目線からの話を実際に聞けたことは、子どもたちだけでなく我々スタッフや保護者にとっても大きな財産になりました。

ご参加いただいた皆様、協賛してくださった株式会社イワコー様、そしてスタッフの皆様、ご協力ありがとうございました。今後もKIDA PROJECTを広げていき、探究体験の魅力を全国の小中高校の現場に伝えていきたいと思います。

■参考資料
KIDA PROJECTの詳細(キッズM ホームページ)

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