【つながる探究学習プロジェクト 2026年度】 キャリア型探究学習「グッズ開発子ども会議」を品川区立立会小学校で実施しました

2026年7月1日、品川区立立会小学校(3年生・3クラス)にて、キャリア型探究学習「グッズ開発子ども会議」の出前授業を行ってきました。ここでの主な目的は、「つながる探究学習プロジェクト(=「つな探」)」※1の一環として、「正解のない問題に対して解決策を考え、アウトプットする」活動を通して、自ら考え、判断し、表現する力を育み、生活や次の学習に活かしていく意欲を高めることにあります。
今回のワークショップでは、サッカークラブ「EDO ALL UNITED(以下EDOと略記)※2」の関様、本研究に関わってくださっている「つくって株式会社」の熊本様にもプログラムへのご協力をいただきました。
昨年度に引き続き、今年度もEDOからグッズ開発に関するお題が出されました。今年度は、「小学生がほしいと思い、かつ自分でも買えそうな価格のEDO ALL UNITEDのグッズを考えて提案する」という、昨年度よりも一歩踏み込んだテーマに取り組みました。
ここでは、事前に子どもたちが描いていたアイディアシートをブラッシュアップしてEDOスタッフに直接提案することができるだけでなく、実際にグッズとして販売されるかも?!という、子どもたちにとっては夢のような企画です。
最終プレゼンでは、グッズのデザインだけでなく、素材や価格、サイズ、色など、制作する側に伝わる具体的な情報が盛り込まれていました。また、小学生自身だからこそ気づける利用者の視点に加え、EDOをより多くの人に知ってもらうための工夫など、プロとの関わりを通して学んだマーケティングの視点が子どもたちのアイデアにも反映されていました。また、次々に質問や意見が出され、発表者はそれに対してもしっかりと答えを出すことができていました。

※1「つな探」とは、教育現場における探究学習の研究を行っている慶應義塾大学SFC研究所上席所員 醍醐身奈によって立ち上げられたプロジェクトであり、様々なプログラムやイベントを通じて、地域住民や企業・団体・組織等と小・中学生や高校生、大学生を繋げながら探究活動をサポートするものです。
※2 EDO ALL UNITED:本田圭佑氏が発起人となり、「東京から世界をひとつに」「全員参加型のリアルサカつく」をコンセプトに発足した、今までにない新しいクラブ経営を目指すサッカークラブです。
醍醐身奈上席所員コメント
品川区まちづくりプロジェクトの一環として、6年前から区内の小学校で出前授業を行っています。今年は、ワールドカップの影響もあって、サッカーについて例年以上に関心をもってくれている児童が多かったように思います。また、昨年度、実際に子どもたちのアイディアが商品化されたことを知り、「自分たちのアイディアが実際に商品として売り出される可能性があるんだ!」というリアルを実感できたように思います。こうしたちょっとした成功体験を積み重ねていくことで、「地域の一員として自分にできることは何だろう?」という問いに、少しずつでもつながっていければ、と考えます。
今回の出前授業のように「つな探」では、異なる年齢や立場、環境の人々が探究学習を通じてつながり、地域や社会の様々な課題解決に向けて、協働で活動する場をこれからも積極的に提案していきたいと思っています。
ご参加いただきました立会小学校の児童の皆さん、そして教職員の皆様、出前授業にご協力してくださった皆様、事前準備から当日にいたるまでご協力をいただき誠にありがとうございました。
(執筆者:慶應義塾大学SFC研究所 上席所員 醍醐身奈 )
