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「FMしながわ」では、2020年4月より、慶應義塾大学、飯盛義徳研究室・大井町元気プロジェクト所属の学生によるレギュラー番組『みらいの大井町をつくる・ラボ』が放送されています。コンセプトは、大井町や住民の方の「いま」と「みらい」。大学生ならではの目線から大井町の魅力や可能性、住民の方の生の声を発信しています。

2月5日(水)18時から、第59回目が放送されました。今回のパーソナリティーは、江夏大也(3年)、近藤楓恋(2年)、塚本遥香(1年)が務めました。今月も「もっとしなラジ889」FMしながわのスタジオから、生放送でお送りしました。

■2月の放送内容

1.<オープニング>
今回は卒業スペシャルということで、この春、大学を卒業する飯盛研究会の4年生3人にゲストとして参加して頂きました。
また、10月から飯盛義徳研究会に入った近藤楓恋(こんどうかれん)が初めてパーソナリティーを務めました。

近藤:初めてのラジオ放送で少し緊張もありますが、元々情報を発信することが好きなので、このような貴重な機会を頂けることに感謝し、楽しみながら放送していきたいと思います!今後ゲストの方との関わりも増えてくると思うので、繋がりやご縁を大切にしていきたいです。

2.<みらい対談>
続いてのコーナーは、大井町への思いや、ゲストの思い描く未来についてお話を伺う、「みらい対談」です。今回は卒業スペシャルとして、慶応義塾大学飯盛義徳研究会4年の宮西惟成(みやにしこれしげ)さん、山口万由子(やまぐちまゆこ)さん、加藤大宗(かとうだいしゅう)さんにお話を伺いました。

Q.まずは自己紹介をお願いします!
宮西さん:慶応義塾大学総合政策学部4年の宮西惟成です。実は来月の放送にも出演しますが、スタジオでの収録は今回が最後になるので、1つ1つ大切にしながら、話を広げていければ、と思っています。よろしくお願いします!

山口さん:同じく、総合政策学部4年の山口万由子です。私がこのプロジェクトに参加したのは3年生からなので、意外とスタジオでの収録は3回と少ないのですが、それでも今日で最後か、と寂しい気持ちです。今日は全力で楽しんでいきたい思います。

加藤さん:同じく、慶応義塾大学総合政策学部4年の加藤大宗です。私も3回目ですが、桐生のラジオ(飯盛研究会のプロジェクトの一つ)で何回か収録させていただいたことがあります。桐生のラジオは収録したものを流していたので、実際に生放送でお送りするのは緊張感がありますね。

Q.今まで取り組まれてきた研究テーマと内容について簡単に教えてください。
宮西さん:私は、コミュニティ放送局に学生が携わることでどんな影響があるのか、という研究テーマで、FMしながわなどラジオの活動をもとに論文を書きました。

山口さん:私は、地域に根差した企業が社会貢献活動を通して地域活性化にどう関わっているのか、というテーマで研究していました。地域貢献活動は各企業によって様々ですが、神社の修繕やゴミ拾いなどの、地域のためになる活動がどう地域活性に繋がっているのかについて研究していました。

加藤さん:私はお寺の研究をしています。お寺のイメージというと、お墓やお葬式を思い浮かべる方が多いと思いますが、お寺で行われる子ども向けのイベントや音楽会などの活動が、どんな社会的意義があるのか、また、イベントなどの活動を行うことで経済的効果があるのか、について研究していました。

Q.加藤さんはなぜお寺について研究しようと思ったのですか?
加藤さん:そうですね。SFCでもお寺について研究している人は少ないと思います。生まれがお寺で、実家のお寺を父と母が立て直してゼロからスタートしたような、珍しいお寺です。今のところ神奈川県で一番新しいお寺なので、初めの頃は葬儀や法事も檀家さんがゼロで収益がなかったんです。そのため、お寺自体を盛り上げていくためにも写経や音楽会のイベントを行っていき、今の形になったという経緯があり、お寺で行うイベントの効果を地域とお寺の収益的な面の2つの面からみてみました。

Q.実際にイベントや社会活動を行うことで、収益は上がっていったのですか?
加藤さん:実は収益は赤字だったり、ゼロなので、ほぼボランティアのような形ですね。そのため、人を呼び、人との繋がりをつくっていくという意味合いで活動を続けていければと思っています。

Q.イベントや社会活動を行うことで、檀家さんは増えたんですか?
加藤さん:そうですね。私のお寺はイベントや社会活動で檀家さんが増えましたが、いろんなお寺の話を伺うと、五分五分な印象ですね。

Q.宮西さんはコミュニティラジオのどんなところに興味をもったのですか?
宮西さん:FMしながわもFM桐生も学生主体で運営されていますが、番組内容の違いによって、学生が得られるスキルがどのように変わるのかに興味がありました。プロジェクトメンバーにも協力してもらい、インタビューやアンケートを行いながら、研究を進めていった感じですね。今ここにいる塚本さんや江夏さんにも協力してもらったのですが、実際に放送を通して自分がどのような成長をしているかを意識しない人が多いと思うので、みんなの振り返るきっかけになっていたら良いなとも思っていました。塚本さんは実際にインタビューされてみてどうでしたか。

塚本さん:ゲストの皆さんと大井町の魅力や課題について共有することで、自分が思っていた大井町の魅力や課題とは違う視点を得られたことや、立場が違うとこんな発見があるんだという新たな気づきがあったことを振り返れたので、視野が広がりました。

宮西さん:100点満点の回答ありがとう(笑)。私たちの研究会は地域をフィールドにしていますので、コミュニティ放送局で地域に根差した情報を伝えられるといういい経験ができたのではないでしょうか。

Q.山口さんはどんな地域を研究したのですか?
山口さん:私は、地域を絞って研究を進めようと思い、祖父母の家がある岡山県美作市とそのとなりの西粟倉村でインタビューさせていただきました。美作市で3つ、西粟倉村で1つの企業にご協力いただき、1~2時間お時間いただいて色々お話聞かせていただいたんですけど、地域に根差している企業はその地位のことをよく考えていると熱意を感じました。社会貢献活動はほとんど利益にならないことが多く、寄付など支出する金額の方が多いんですけど、美作市、西粟倉村のためになるならというモチベーションで活動を行われていて、感銘を受けました。改めて、ご協力いただいた企業の皆さん、ありがとうございました。

Q.大学生活で印象に残っていることは?
加藤さん:私は2020年入学なので、ちょうどコロナの時期でしたね。授業も全てオンラインでしたし、バイトもリモートでした。リモートワークで沖縄に行って、パンデミックにあってしまいました。私はコロナにかからなかったのですが、予約していた飛行機が飛ばず、1か月沖縄にとどまり、いろんな人と交流しました。コロナがなかったらこんなに長くとどまることもなかったと思うので、面白い経験でしたね。

山口さん:私は大学生活サークルや研究会など、本当にいろんな活動をさせていただいて、人脈や人の輪が広がったなと思います。特に、SFCの授業ってグループワークを大事にしているからこそ、友達が増えたり、様々な方面のプロフェッショナルに出会えましたね。同い年でこれだけいろんなことができるんだ、と刺激を受けることが多い4年間だったと思います。

宮西さん:私は少し視点を変えて話すと、何か一つこれが印象的だったというものはなくて、この4年間の中で、自分って何者なんだろうと考えましたね。必然的に社会に出るまでの残り時間が短くなる中で、自分はどんなことをしたいのかな、何でご飯を食べていきたいのかな、と真剣に考える機会でしたね。このラジオ放送の中のゲストの方とのやり取りを通して、自分のやりたいことを見つめ直すきっかけにもなったし、意識の高い同期の存在が自分ってこのままでいいのかなと危機感を持たせてくれました。究極、行き着くところは「人との出会い」だと思っています。今、自分の行くべき方向性を見つけて、それにすごく納得できているのも、たくさん悩んだ紆余曲折があってのことだと思っています。

3.<特別企画『今までのゲストの皆さんのお話から大井町を紐解こう!』>
続いてのコーナーは、卒業する先輩達と過去の放送を振り返って、大井町を紐解いてみようという特別企画です。

コーナーが始まろうとすると、なんと!!!

<<スタジオに花束を持った乱入者が!!>>

大井町プロジェクトリーダーで、パーソナリティもよく務めている大内雄翔(環境情報学部3年)が花束を持っていきなりスタジオに登場しました。

今回が卒業スペシャルということで、先輩達にサプライズでした。先輩達はびっくりしつつも笑顔で喜んでくれて、大成功でした。

そして、大内を加えて特別企画を進めることになりました。卒業する先輩達と過去の放送を振り返って、大井町を語っていきます。

〜宮西さんの印象に残ったゲストとの放送回〜
6月ゲスト:フードコミュニティーラボの餠田宏喜さん
詳しくはこちらのリンクからご覧ください。

餅田さんが「THE CAMPUS FLATS TOGOSHI」で営業されているコミュニティスナック「Snack Motti」(スナックモッチー)をスタジオ内に開店していただき、いろいろな話をしました。実は昨年の9月に、大内たち大井町プロジェクトメンバーが餠田さんと一緒に長野県を訪れたそうです。

5月ゲスト:ママズオンの石井淑子さん
詳しくはこちらのリンクからご覧ください

ママズオンの石井さんとともに「ママ」から見た品川区や大井町についてお話をしました。昨年の8月に行われた「大井どんたく夏まつり」では、飯盛研とママズオンが一緒に出店しました。
どちらもラジオ収録の枠を超えて、その後の繋がりや交流をリアルでできたことに非常に価値を感じました。これからも、ゲストの皆様との繋がりを大切にして、大井町に関わっていければいいなと思います。

〜山口さんの印象に残ったゲストとの放送回〜
9月ゲスト:株式会社サエスタの星川彩子さん
詳しくはこちらのリンクからご覧ください

靴づくりの活動をされている星川さんに、パーソナリティの宮西と山口の足を事前に測定していただき、足の形や大きさについてお話ししました。

〜加藤さんの印象に残ったゲストとの放送回〜
7月ゲスト:ブランディングデザイナー木口 恒さん
詳しくはこちらのリンクからご覧ください

私たち飯盛研究会の大井町元気プロジェクトの新しいロゴについて、プロ目線で講評していただきながら、ブランドについてお話ししました。

交通の便がいいというイメージを持たれがちな大井町ですが、実際に住んでみたり事業をしたりすることで、改めて大井町の魅力を感じるようになったと多くのゲストの方が共通しておっしゃっていました。その魅力の一つとして、まちとの繋がりがあげられます。私たち大井町プロジェクトも、ゲストで出演していただいた方々と共に、地域のイベントに参加したり、交流したりするなかで、大井町ならではの温かいコミュニティを実感しています。

私たち大井町プロジェクトでは、今後もこの街の魅力を発信し、地域の方々と共により良い未来を築いていけるような活動を続けていきたいと考えています。

4.<エンディング>
1時間にわたってお送りしたラジオでしたが、途中、大内くんのサプライズ登場もあり非常に盛り上がりましたね。

卒業生のみなさん:花束をもって登場してくれて本当に驚きました!

江夏:実は、今日サプライズすることを決めたんですよ。日々の感謝の気持ちを表現できたら嬉しいです。最後に、卒業生の皆さんにこれまでのラジオ放送を振り返っての感想をお聞きしてもいいですか??

山口さん:私は三回ラジオに出演したのですが、FMしながわの職員の方々も優しく本当に温かい現場だなと感じました。そして、ラジオを通して大井町の魅力を知ることができたし、大井町を大切に思っている人も多く素敵な街だなと思いました。この魅力が今後もっと広まってほしいと思います。

加藤さん:僕も三回ラジオに出演させていただきました。大井町についてはラジオを通じて知ることができたので感謝しています。大井町は賑わいがすごくて、その場でコミュニティ、会話が生まれている感じがとても素敵だと思い、良い街を知れたこと自体に感謝しています。

宮西さん:まずはこの機会をいただけたこと、FMしながわの職員の方々が協力してくださり自分たちが伸び伸びとやれる環境をつくってくれたことに本当に感謝しています。そして一年間このメンバーで活動してこれたことにも感謝しています。プロジェクトリーダーになってからラジオに関わることになったので始めは右も左も分からない状態でしたが、みんなに支えてもらえたから駆け抜けることができました。来年のラジオも本当に楽しみです。そして何より、リスナーの方々を大切にして、たくさん思い浮かべてどうしたら聞いてくださる方々が喜んでくれるかなと考えながら放送して欲しいです。

江夏:目頭が熱くなるコメント、ありがとうございました!来年はこんな素敵な先輩に近づけるように、頑張っていきたいです。

■今回放送した楽曲
・OPテーマ:あいみょん 『ハルノヒ』
・なにわ男子『初心LOVE』
・ くるり『琥珀色の街、上海蟹の朝』
・DISH//『Startig Over』
・Mr.Children『終わりなき旅』

次回、第60回放送は、3月5日(水)18時〜です。番組では、リスナーの皆さんからのおたよりを募集しています。
X(旧Twitter)アカウント:@oimachi_lab
公式ハッシュタグ: #大井町ラボ
番組の感想やメッセージ、要望、アイデアなど、どしどしお送りください!

(レポート/慶應義塾大学 環境情報学部3年 江夏大也)

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