【ラジオ放送レポート】人との交流で生まれる温かさで寒い冬を乗り越えよう!お医者様兼HOPE会の年森慎一さんが登場!「みらいの大井町をつくる・ラボ」第68回(FMしながわ)

しなラジ889、「FMしながわ」では、2020年4月より、慶應義塾大学、飯盛義徳研究室・大井町元気プロジェクト所属の学生によるレギュラー番組『みらいの大井町をつくる・ラボ』が放送されています。コンセプトは、大井町や住民の方の「いま」と「みらい」。大学生ならではの目線から大井町の魅力や可能性、住民の方の生の声を発信しています。
今回のパーソナリティーは、河村陽登(2年)、古川瑞記(4年)、竹本晴登(4年)、坂本壮凛(3年)、大塚みな実(2年)が務めました。今月は11月5日(水)18時から、「もっとしなラジ889」FMしながわのスタジオより第68回目が1時間で放送されました。
今回のゲストは大井町のまち医者、兼HOPE会の年森慎一さん。前半では年森さんの現在行っている仕事や活動をお話ししていただき、後半では、人との関わりで心がプラスに動いた身近なエピソードを学生から出し、年森さんとともにその在り方について考えました。
■11月の放送内容
1. オープニング
坂本:せーの!
全員:みらいの大井町をつくるラボ!
河村:こんばんは。慶應義塾大学2年の河村です。
竹本:4年、竹本です。
坂本:3年、坂本です。
大塚:2年、大塚です。
古川:4年の古川です。
河村:今回、第68回目の放送となる「みらいの大井町をつくる・ラボ」は、慶應義塾大学・飯盛義徳研究会の学生を中心にお送りします。今月も戸越のFMしながわ「しなラジ889」のスタジオよりお届けしていきます。
河村:この番組、「みらいの大井町をつくる・ラボ」は、大井町とその住民の今と未来を伝える番組です。さあ、68回目の放送となります。今回は5人の学生と、ゲスト、年森(としもり)さんでお送りしていくんですけれども、初参加のお二人がいるということで。
大塚:初参加です!
竹本:初参加です。
河村:意気込みや、初めてのスタジオはいかがかなと思ってお聞きしていきたいと思います。まずは竹本さん。
竹本:僕、4年間ゼミにいて、ついに初めての出演という感じなんですが、ずっと先輩方や同期の出演を、写真や記事で見ていたので、ついに満を持して。緊張しております。どうぞよろしくお願いします。
河村:はい、よろしくお願いします。大塚さんはいかがですか?
大塚:やっぱりワクワクしますね。このスタジオとかが……結構緊張してますけど、楽しんでお話ししていけたらと思います。
河村:はい。……で、毎回いらっしゃる坂本さんとか。
坂本:そうですね。ほぼほぼ毎回ですよね。ちょっと言い方は悪いですが、まあ1年半ほど関わっているので、このスタジオが……快適になってきましたね。
河村:もうホームグラウンド(笑)。古川さん、いかがですか?
古川:僕は3回目なんですけれども、ちょうど慣れてきたかなという感じなんですが、今回冒頭で、今回第68回のところを第67回っていってしまいました。本当恥ずかしかったんですが、頑張っていきたいと思います!
河村:はい、頑張っていきましょう。
フリートーク:冬の寒さと「キャベツ鍋」論争
坂本:最近寒いですよね。
河村:もう大分、息が白く……。
坂本:息、普通に白いですよね。この前千葉の佐原のお祭りの時に、息が白くて冬を感じました。このラジオが流れてる頃はもっと寒くなってると思うので、みなさん風邪をひかないようにしてください。
河村:僕の出身は北海道なんですが、昨日は真っ白だったらしいです。寒さには気をつけていきましょう。
坂本:風邪、流行ってますから気をつけないと。電車乗る時も最近マスクをしてます。
河村:では寒いというお題にちなんで、冬に食べたいものを聞いていきましょう。
竹本:冬食べたいもの、いろいろありますよね。
大塚:やっぱ鍋ですね。
河村:ああ、鍋ですね。何鍋がお好きですか皆さん。
古川:キャベツ!そのままキャベツ入れて。
河村:トマト鍋ではなくて?
古川:それが美味しいんだ。
竹本:本当に?キャベツ鍋?
大塚:キャベツって鍋に入れるんだ……。
古川:意外と入れたら美味しいんです。本当やってみてほしい。
竹本:白菜じゃなくて?
古川:キャベツです。意外としっとりとして美味しい、本当に。
坂本:まあ冬のね、楽しみ方ってまたあると思うんで、皆さんで乗り切っていきましょう。
2. 未来対談:ゲスト・年森伸一さんとのトーク
竹本:毎回、大井町への思いや思い描く未来についてお話を伺う「未来対談」。今回のゲストは年森伸一さんです。年森さん、よろしくお願い致します。
年森:よろしくお願いします。
古川:まず簡単に自己紹介をいただいてもよろしいでしょうか。
年森:改めまして、年森伸一と申します。出身から大学まで愛媛県で、今は大井町のゼームス坂の途中にあります「みんなのクリニック大井町」で院長をしております。専門は「家庭医療専門医」「総合診療専門医」というような形で、赤ちゃんからお年寄りまで、診療のジャンルは問わず、何でも診る、コンビニみたいな便利な診療科という形で、地域の健康を守り、より元気に、いい地域になるようにと思いながら日々診療を行っています。よろしくお願いします。
大塚:ありがとうございます。これから年森さんのことをたくさん伺ってまいります。ではまず、今の取り組まれているお仕事や活動の詳細を教えてください。
年森:仕事の内容としては、本当に赤ちゃんからお年寄りまで外来診療がメインで、風邪や怪我、または糖尿病、認知症、あとはうつ病などの精神疾患の方を診ることもあります。他にも「訪問診療」といって、病院まで来られないような方のお家へ行って診療したり、最後までお見取りをすることもあります。
古川:幅広いんですね。
河村:お医者さんの中にも外科や内科などいろいろあると思うのですが、どうして今の家庭医療に行き着いたんですか?
年森:僕、父親が医者をしているんですね。皆さんが思う医者のイメージってどんな感じです?
河村:でも、ちょっとお堅いというか、そんなイメージはありますね。
年森:それこそ『ドクターX』や『コード・ブルー』など、救命救急みたいイメージがすごく多いと思うんですけど。僕が見てきた医者としての父は、ソフトボールの監督をして僕はそのチームでピッチャーやっていたり、お祭りに参加していたり、「病院にいる」というよりは、地域に出て生活の中に溶け込んで活動してるという、医療の原風景みたいなものが僕の中にあったんです。そういった中で、救命救急などよりは、生活の中で予防の段階から関わっていくような医療に自然と興味が向かっていたんだと思います。その時にたまたま出会ったのが家庭医療の領域でした。
医療のやりがいと、忘れられないエピソード
竹本:家庭医療の大変なことはなんですか?
年森:医学的に解決できない「苦しみ」ってあるんですよね。さっき言った悩みだとか、「なぜ私は死ななきゃいけないのか」みたいな。そういった苦しみと向き合うのは、投げ出せないんですよ。だからこそ逃げられない大変さはありますが、逆にそれが醍醐味でもあります。
竹本:今までで一番苦しかったけど乗り越えられた、みたいなものって何かあったりしますか?
年森:一番最初は、僕自身が医者に向いているかどうかっていうことをすごく悩んでいた時期があったんですよ。でも、ある患者さんとの出会いに救われたんです。その方、外来で見てて膵臓がんが見つかったんですね。「先生が診てくれるって言ったから絶対帰る」って、家に戻ってこられたんです。実は僕が初めて受け持った患者さんも膵臓がんで、その方は「蕎麦を食べたい」と言いながら、叶えられずに亡くなってしまった。奇しくもそのおじいちゃんが帰ってきて……お酒が大好きな人で。でも飲んだら鼻の管から全部出て行っちゃう。最後に僕が訪問した時に、おじいちゃんが「先生が来てるから、俺は飲んでるところを見せたいんだよ」と言ってくれて。「これからも酒飲んでいいかな」って、飲みながら鼻から出ていくんですけど、それでも嬉しそうに飲んでいる。帰り道に「ああ、これがやりたかったんだ」と思って。自分が来た道は間違ってなかったなと感じたエピソードです。
竹本:……本当に心が熱くなるようなお話ですね。
3. 特別企画:ホープ会ラジオ版
河村:本日の特別企画は「ホープ会ラジオ版」です。年森さん、ホープ会とはどのような会なのかご説明いただけますか?
年森:ホープ会(HOPE)は、「Healthful Our Town Project」の頭文字をとったものです。きっかけはスターバックスさんと意気投合したこと。僕たちは医療の先の人生を豊かにしたい、スタバさんはコーヒーを通じて豊かな明日を作りたい。そのミッションが共鳴して始まった異業種協働の企画です。
河村:今回は「人との関わりで心がプラスに動いた身近なエピソード」で冬を乗り切ろうという企画です。坂本さん、何かありますか?
坂本:最近、まちづくり活動でいきなりお店に協力をお願いしに行った時、アポなしの「ウォークイン」だったにもかかわらず、皆さんしっかり対応してくださって。大井町のお店の方々の温かさに感謝しています。
年森:意外と世の中って優しくて。交流って、してもらうだけじゃなくて「与える側」にもメリットがあるんです。自分が何かを与えていることで、自分の存在意義や役割が生まれて、それが居場所になっていくんですよね。
河村:確かに、誰かの表情が見えたらより嬉しくなりますよね。古川さんはいかがですか?
古川:僕は社会人バレーボールサークルでの経験です。最初はミスをすると「関節がないのか!」なんて厳しい野次を飛ばされていたんですけど(笑)、次第にステップや腕の振り方を丁寧に教えてくれるようになって。自分を気にかけてくれているんだなと感じて、すごく嬉しかったですね。
年森:社会人になると繋がりが希薄になりがちですが、そういったサークルなどの「サードプレイス(第3の場所)」は大事です。利害関係のない場所でちょっと顔を知っているくらいの関係がある方が、実は人間って心が安定するんですよ。
河村:大塚さんはどうですか?
大塚:先月、マルタ島に留学に行っていたんですけど、知らない人同士の挨拶の力に感動しました。「おはよう、元気?」って声をかけられるだけで、すごく救われたんです。
年森:それは「ソーシャルキャピタル(社会関係資本)」という考え方に近いですね。深い繋がりよりも「顔を知っていて挨拶をする」くらいの適度な繋がりがある方が、実は安定した社会を生むんです。
坂本:僕もアメリカにいた時は挨拶してましたけど、日本に帰ってきてからも全員に挨拶して通学してました(笑)。まあ、不審者っぽかったかもしれないですけど、挨拶で街を良くしていきたいですね。
河村:最後、竹本さん、いかがですか?
竹本:僕は「お土産ガチ勢」なんです。地方に行った時、相手が何を喜ぶか考えながら選ぶ時間が自分も楽しくて。最近、実家の車に乗ったら、数年前に修学旅行で買ったボロボロのキーホルダーを父親がずっとつけてくれていたのを見て、心がホッと温かくなりました。
年森:時を超えて残る幸せ、いいですね。お父さんもきっと嬉しかったんでしょうね。
4. エンディング
河村:今回エンディングとなりましたが、年森さん、リクエストしてくれた曲の『彩り』や『日曜日』にはどんな思いがあるんでしょうか?
年森:日常の些細な幸せや、誰かのための小さな仕事の価値に気づくこと。それがウェルビーイングに繋がると思って選びました。
河村:ホープ会は街のあちこちにカラフルなロゴが置いてあるんですよね。
河村:ゲストの年森伸一さん、ありがとうございました!パーソナリティ河村、竹本、大塚、坂本、古川でお送りしました!
全員:バイバイバーイ!
■今回放送した楽曲
・OPテーマ:あいみょん『ハルノヒ』
・STUTS&松たか子(feat. KID FRESINO)「Presence」
・Mr.Children『彩り』
・back number『日曜日』
・星野源『恋』
次回、第69回放送は、12月3日(水)午後9時〜です。番組では、リスナーの皆さんからのおたよりを募集しています。
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(レポート/慶應義塾大学 環境情報学部2年 中村 竜久)
