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「FMしながわ」では、2020 年 4 月より、慶應義塾大学飯盛義徳研究室・大井町元気プロジェクト所属 の学生によるレギュラー番組『みらいの大井町をつくる・ラボ』が放送されています。コンセプトは、大井町や住民の方の「いま」と「みらい」。大学生ならではの目線から大井町の魅力や可能性、住民の方の生の声を発信しています。3月2日(水)18 時から、その第24回目が放送されました。

今回のパーソナリティは、白浜愛唯(総合政策学部2年)、鬼丸佑大(総合政策学部3年)、濱口夏冴(総合政策学部3年)が務めました。今月はコロナウイルス感染症対策の関係上、事前収録で行いました。

■3月の放送内容
1.みらい対談/ゲスト:慶應義塾大学 総合政策学部4年 泉田佳穂さん慶應、義塾大学 総合政策学部4年 添野太朗さん
このコーナーは大井町に関わっている方に大井町への思いや思い描く未来についてお話を伺います。今回は、慶應義塾大学飯盛義徳研究室・大井町元気プロジェクト所属 の4年生2人がゲストです。3年前にこのラジオ番組がスタートした当初から番組作りを支えてきた、いわば1期生の2人。卒業前に大井町への思いを聞きました。

Q.泉田さんの自己紹介
A.総合政策学部四年の泉田佳穂です。このプロジェクトのリーダーをやらせていただいておりました。よろしくお願いします。

Q.添野さんの自己紹介
A.環境情報学部四年の添野太朗です。順調にいけばこの3月で卒業する予定です。よろしくお願いします。

Q.飯盛研究会に入られてどのくらいですか?
A.泉田さん:2年の秋からなので、2年半くらいです。
A.添野さん:3年半くらいです

Q.このプロジェクトを通して、どのような活動を行いましたか?
A.泉田さん:プロジェクトリーダーとして2年生の頃から、ラジオ番組を含め、円滑な活動のためのサポートを行っていました。
A.添野さん:もともとラジオをやりたくてこの研究会に入り、「FM桐生」というプロジェクトのリーダーを兼任していました。「大井町元気プロジェクト」でもラジオができると聞き、ラジオ目当てで参加しました。

Q.プロジェクトの中で大変だったことや、苦労したことは?
A. 泉田さん:リーダーとしてプロジェクトをまとめることが大変でした。2年生の頃は、先輩をまとめないといけず、あたふたしていました。また、コロナ禍では身動きが取れず、その中でプロジェクトをどう動かしていくか苦労しました。
A.添野さん:プロジェクトが始まった瞬間にコロナ禍となり、大井町になかなか行けず、大井町のことを知りたくても行くことができないということに苦労しました。

Q.これまでによかったことや、嬉しかったことはありますか?
A. 泉田さん:飯盛研究会でプロジェクトとしてラジオをやるということが想像できていませんでしたが、実際にやってみると、こういう使い方があるのかという発見や、ラジオを聴くようになるきっかけにもなりました。
A.添野さん:番組を通していろいろな人に出会えたことが一番面白かったです。コロナ禍でも大井町で活動されている方や、声優さん、唐津の訛りのすごい方とのお話で盛り上がったことが印象に残っています。このラジオをやっていなかったら出会えなかった人がたくさんいました。あとは、泉田さんがラジオにハマってくれて嬉しいです。

Q.大井町の魅力、課題は何だと思いますか?
A.泉田さん:なんでも揃っているのが特徴です。人がいて、たくさんの施設があり、さまざまな活動を進める人もいて、でも、できることはまだまだたくさんあると感じます。今後、大井町プロジェクトをさらに発展させ、新しい活動ができればと思います。
A.添野さん: 真っ先に出るのは交通の便です。あとは、なんでも揃っていることもあり、大井町に住んでいる人は、望んでそこに住んでいて、大井町に満足していると感じます。しかし、難しいですが、隠れた不安を見つけていかなければいけないと思います。欲しいものが各個人でバラバラな印象があります。だからこそ大井町の人に会うことは大切だと思います。

Q卒業後も、大井町に来てくれますか?
A.泉田さん:もちろん!いいとも!
A.添野さん: いいとも!と言いたいところなんですが、卒業したら福岡に行かないといけないんです…。機会があれば。東京戻ってきたらもちろん。いいとも!

貴重なお話をありがとうございました!

2.ミライ郵便局/大井町のアピールポイント・おススメのお店
続いてのコーナーは、リスナーや大井町に関わっている方からのおたよりをいただき、みんなで一緒に未来のまちについて考える『ミライ郵便局』です。今回は「大井町元気プロジェクト」所属の後輩から寄せられたお便りに、「みらい対談」ゲストの2人に答えてもらう形で進行しました。

3.特別企画 「みらいの大井町をつくる・ラボ」1期生卒業式
春は別れと出会いの季節。そこで最後のコーナーは、『みらいの大井町をつくる・ラボ 1期生卒業式』と題しまして、本日のゲスト、慶應義塾大学 総合政策学部4年の泉田佳穂さんと 添野太朗さんの卒業をお祝いします。

中村: お二人にはみらい対談などでもお話を伺いましたので、ここでは主に大学生活についてお聞きしていきたいなと思います。早速ですが、4年間を振り返ってどんな時間でしたか?

添野: ユニークな大学生活を送れたと思います。良くも悪くも人と違う大学生活を送れて、個人的にはよかったなぁと思っています。自分のやりたくないことはできないタイプなので、やりたいことを突き詰めることができ、いろんなところに広がっていく点で、SFCは自分に合っていたと思います

泉田:私はあっという間で、忙しかったけど楽しかったと思います。高校までは新体操をしていたのですが、それを引退して新しいことを大学から始めたので、新鮮な気持ちで4年間を過ごしたと感じます。入学したての頃は地域づくりをやるとは思っていなかったですが、色々な人と関わる中で、この道を発見できました

中村:4年間の中で、印象に残っている授業や活動はありましたか?

添野:もうSFCでは授業がないんですが、下山進先生の「マスコミュニケーション」という授業で、メディア業界の変化を研究する中で、メディアに関わる人にアポを取り、インタビューをしました。実際に新聞社の方や、radikoを作った方にお会いした他、メディア業界を構造的に理解でき、大学で学ぶということを身体で掴むことが出来ました。

泉田:神成 淳司先生の未来構想ワークショップは大変ですがSFCらしい物でした。三週間ごとにメンバーが変わるグループワークがメインの授業で、外部からたくさんの方がいらっしゃり、課題を提起され、それについて三週間後に発表するという内容でした。初めましての人と休み時間も使って話し合うということが一年生の私には新鮮で、その中でグループワークの進め方、ファシリテーションの大切さに気づくことが出来ました。

中村:大学生活で一番頑張ったことをお聞きしたいです。

添野:ラジオを頑張ったと言えます。大学入った時から、ラジオをやるためにサークルに入り、研究会に入り、ラジオ業界でバイトしてというように、ラジオ漬けの5年間でした。高校時代は内気だった自分が、ラジオを通じて成長することができ、考え方も身につきました。SFCじゃなかったらこれは出来なかったと思います

泉田:飯盛研究会に入り、たくさんのことをやらせていただきました。プロジェクトリーダーや、学生スタッフとしてSA補佐やSAとして、研究会のメンバーでありながらそれを運営する立場でもあり、大変なこともあったけど、頑張って自分の身にもなった経験でした。

中村:最後に飯盛研究会にメッセージをお願いします

添野:飯盛研究会はいろんな機会を得られます。その機会を生かすも殺すも自分次第だから、機会を見逃さずに自分のやりたいことを貫き通して下さい。

泉田:今やりたいこと、今やるべきだと思うことをちゃんとやることが大切だと思います。飯盛研究会の人はいろんな組織を掛け持ちしている人が多いですが、忙しい中で、今しかできないことを、学生という特権を生かして、やりたいことをやってほしい。

添野:最後に、ご卒業おめでとうございます。

小室:おめでとうございます。

泉田、添野:ありがとうございます。

■今回放送した楽曲
♪スピッツ『猫になりたい』
♪秦基博『Rain』
♪藤井風『さよならベイベ』

3月12日に、第3回大井町リサーチフォーラム(ORF)が開催されます。みらいの大井町をつくる・ラボの研究成果の社会への還元の場として開かれます。テーマは「withコロナafterコロナ時代にまちづくりを考えるⅡ」です。まちづくりにご関心のある皆様のご参加をお待ちしております。オンライン開催で、参加費も無料です。

次回4月の第1回放送は、4月6日(水)18時〜です。どうぞご期待ください。
また番組では、リスナーの皆さんからのおたよりを募集しています。
Twitterアカウント:@oimachi_lab
公式ハッシュタグ: #大井町ラボ
番組の感想やメッセージ、要望、アイデアなど、どしどしお送りください!

(レポート/慶應義塾大学環境情報学部2年 助田龍信)

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