「FMしながわ」では、2020 年 4 月より、慶應義塾大学飯盛義徳研究室・大井町元気プロジェクト所属 の学生によるレギュラー番組『みらいの大井町をつくる・ラボ』が放送されています。コンセプトは、大井町や住民の方の「いま」と「みらい」。大学生ならではの目線から大井町の魅力や可能性、住民の方の生の声を発信しています。第17回目の放送が8月4日(水)18時から放送されました。
今回のパーソナリティは、添野太朗(環境情報学部4年)、伊藤玲緒(総合政策学部3年)、濱口夏冴(総合政策学部2年)が務めました。今月はケーブルテレビ品川のスタジオから、5月以来となる生放送でお送りしました。8月11日(水)、18 日(水)、25 日(水)18 時~19 時で再放送がありますので、ぜひお聴き下さい。
■8月の放送内容
1.みらい対談/ゲスト:大井警察署生活安全課 柳沢奈保子さん
このコーナーは大井町に関わっている方に大井町への思いや思い描く未来についてお話を伺います。今回は、大井警察署生活安全課の柳沢奈保子さんにお話を伺いました。
Q どのようなどのようなお仕事をされているのですか?
A 昼間は大井警察署特殊詐欺対策プロジェクトの一員として、大井町の高齢者を特殊詐欺被害から守る活動をしています。また、夜間は生活安全課の一員として、痴漢の逮捕・ストーカーやDVの相談・不法投棄の捜査など様々な業務にあたっています。自分が働くまちに住んでいる人の不安を解消できたときにやりがいを感じます。
Q 警察官として働く中で大変なことはなんですか?
A 5歳の息子がおり、家庭と仕事の両立が難しい時期もありましたが、職場の上司や同僚に支えられて仕事を続けられています。また、犯人が逃げてしまった場合に、近くの防犯カメラを全部見て少しずつ地道に犯人逮捕に結びつけていくことは大変ですが、とてもやりがいを感じます。
Q 柳沢さんからみた大井町の特徴はありますか?
A ゴミや落書きがほとんどない綺麗なまちで、おおらかでゆったりした人が多い印象です。夜は静かで落ち着いていますが、朝は登校中の小学生が挨拶してくれます。また、防犯意識がとても高くて正義感が強い人が多いです。金融機関やイトーヨーカドーの従業員、タクシーの運転手が特殊詐欺に気づいて被害を防ぐことができたことが何度もありました。
Q 大井町の魅力はなんですか?
A 交通の便がよく、散歩していても子育て世代には魅力的なまちだと感じます。転勤前は品川水族館や競馬場のイルミネーション、劇団四季などで非日常を体感していたので、それらが日常に溶け込むまちで働けて光栄です。
Q 大井町の課題はありますか?
A 大井町の道路は狭くて交通量も多いため、交通事故が多発しております。また、自転車の事故も多発しており、特に昼間の電動自転車の事故が多く発生しているので、安全運転を心がけてほしいです。
貴重なお話をありがとうございました。
2.フリートーク/この夏の過ごし方
今回は番組パーソナリティの3人がこの夏をどのように過ごしているのかを紹介しました。まず話題にあがったのは「東京五輪」。3人が面白いと感じた競技は…
(伊藤)「ソフトボール」2008年の北京五輪から3大会ぶりに復活したが、13年間戦い続けた上野投手を尊敬する。
(濱口)「スケートボード」初めてみた競技だったが、日本代表最年少で五輪に出場した開選手がすごかった。
(添野)「バスケットボール3×3」スピード感があり、見てて面白い競技。自分もやってみたい。
また、この夏やらなければならないことを聞いてみると…
(伊藤)就職活動。アナウンサーを目指しているが、気持ちが先走ってしまう。
(濱口)同じく就活。何をしていいのかわからず、動き出せない。
(添野)卒論。テーマがこのままでいいのか迷っている。
夏休みが終わる頃に振り返りをする必要がありそうです。
3.ミニコーナー/3分で大井町を語る(担当:濱口)
メインパーソナリティの一人が毎回入れ替わりで3分間、様々なトークを繰り広げます。今回の担当は濱口夏冴。唯一大井町に住んでいる濱口が地元の魅力を語りました。
私のおすすめスポットは「線路沿いの並木道」。大井町駅東口を出て京浜東北線の品川方面に続いている並木道です。
魅力① 春夏秋冬いろんな風景
春には桜、秋にはイチョウの紅葉が綺麗です。電車の車窓からも楽しめます。
魅力② 小学生の絵
浅間台小学校の壁に貼ってある小学生の絵がとてもかわいいです。
魅力③ 夕陽
夕方に通ると、必ず誰かが立ち止まって写真を撮っています。
みなさんもぜひ並木道を楽しんでみてください。
4.特別企画/大井町ラボ的ディベート五輪
最後は、東京五輪にちなんでパーソナリティ同士が対決する特別企画をお届けしました。
その名も「大井町ラボ的ディベート五輪」。今回は添野と伊藤が「大井町元気プロジェクトにこの番組は必要か」という議題について、賛成派・反対派に分かれてディベートを行いました。
先攻:添野「番組は必要ない」
・毎回楽しく放送しているので、反対の立場の意見を言うのは心苦しいが…
・各回の番組内で活動が完結しており、有効活用できていない。
・インタビュー記事や SNSなどの他の媒体の方が良いのではないか。
後攻:伊藤「番組は必要である」
・インタビューを通じて大井町の人と関わりを持つことができる。
・地域づくりにはいろいろな人との関わりが必要である。
・ラジオは身近に感じる媒体であり、プロジェクトの発信に向いている。
激しいディベートの結果は「番組は必要ない」という主張を行った司会者兼審査員である添野の勝利に終わりましたが、番組のエンディングで「地域づくりのために番組を活用していこう」と再確認しました。
■今回放送した楽曲
♪いきものがかり『風が吹いている』
♪中島みゆき『糸』(柳沢さんリクエスト)
♪SEKAI NO OWARI『サザンカ』
♪コブクロ『今、咲き誇る花たちよ』
♪ゆず『栄光の架橋』
9月の第1回放送は、9月1日(水)18時〜です。どうぞご期待ください。また番組では、リスナーの皆さんからのおたよりを募集しています。
Twitterアカウント:@oimachi_lab
公式ハッシュタグ: #大井町ラボ
番組の感想やメッセージ、要望、アイデアなど、どしどしお送りください!
(レポート/慶應義塾大学環境情報学部4年 添野太朗)