2019年9月10日から12日の間、特別研究プロジェクトB「中心市街地の活性化（品川区大井町）」が開催されました。
本プロジェクトは、大井町の非営利組織や企業などの人々と連携しながら、大井町の中心市街地の魅力、資源を再発見し、地域の人々との協働による中心市街地の具体的方策を見出すことを目的としました。
1日目
9月10日13時、K-11ビル7階のSFC研究所「みらいのまちをつくる・ラボ」に集合。
担当教授の飯盛、ゼミ長の久保によるガイダンスが行われました。
続いて、NPOまちづくり大井の神戸三元理事長よりご挨拶をいただき、本合宿に期待されていることをお話いただきました。
そして、地元の歴史を調査されている大井町の語り部 平林幹夫氏による大井町の歴史についてのご講演。
NPOまちづくり大井の加藤雅之事務局長による、大井町のこれまでの経緯や今後の計画などについてのご説明。
最後に、NPO法人 海さくらの古澤純一郎理事長による、「町のごみが海のごみにつながる」というテーマでご講演いただきました。
なお合宿2日目には、大井町駅周辺のゴミ拾いも予定されています。
そして、班ごとに分かれて大井町駅周辺のフィールドワーク。
大井町駅周辺に広がる商店街や、各商業施設、公園、公共施設など、代表的な施設を回ります。
2日目
2日目は、大井町駅周辺のゴミ拾いからスタート。
前日ご講演いただいたNPO法人海さくらのみなさん、大井町ローカルコミュニティのみなさん、近隣企業のみなさんと一緒に、どんどんゴミを拾っていきます。
一見綺麗そうにみえますが、よく見るとプラスチックのカップやタバコの吸い殻、紙くずなどいろいろなゴミが。
30分間という短い時間ではありましたが、ゴミ袋がいっぱいになるほどのゴミが集まってしまいました。
その後は、各グループに分かれて、フィールドワークやヒアリング調査に出向きます。
地元企業のみなさんや子育て支援のグループ、地域住民の方々にインタビューやヒアリング調査を行います。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。
その後は、後日の発表会に向けた提言資料の作成です。
フィールドワークやヒアリング調査の結果、各個人が感じたことや考えたことを総動員し、各グループで提言をまとめます。
3日目
いよいよ合宿も最終日。
ほぼ徹夜したグループもあるなか、提言発表会に向けてラストスパートです。
13時から、提言発表会が開催されました。
8班それぞれが、「大井町らしさ」「大井町の課題」を考え、大井町の中心地をより活性化させるための提言を発表します。
細かな内容は割愛させていただきますが、どの班も独自の目線で提案がなされました。
提言の内容は審査員が点数付けを行い、総合点数が多かった班に優秀賞が進呈されます。
1ポイント差の僅差で、地元の小学生にまちづくりへの参加を促す内容を提言した班が優勝。
優秀賞が進呈され、提言発表会が終了しました。
3日間、ご講演、ご説明いただいた皆様、ご協力いただいた大井町の皆様、本当にありがとうございました！
今回の合宿はあくまでもスタート。
今後、大井町を対象とした研究プロジェクトが実施される予定です。
引き続き、本ラボへのご理解、ご指導ご鞭撻、よろしくお願いいたします。
