大井町トラックス開業記念!学生とゲストで「街の新しい価値」について考えました。株式会社Neeew Local代表の濱田健太郎さんと経済作家の南祐貴さんが登場!

しなラジ889、「FMしながわ」では、2020年4月より、慶應義塾大学、飯盛義徳研究室・大井町元気プロジェクト所属の学生によるレギュラー番組『みらいの大井町をつくる・ラボ』が放送されています。コンセプトは、大井町や住民の方の「いま」と「みらい」。大学生ならではの目線から大井町の魅力や可能性、住民の方の生の声を発信しています。
今回のパーソナリティーは、中村竜久(3年)が務めました。
今月は5月6日(水)18時から、「もっとしなラジ889」FMしながわのスタジオより第74回目が1時間で放送されました。
今回のゲストは株式会社Neeew Local代表の濱田健太郎さんと、作家としても活躍中で、ライフワークとして高輪ゲートウェイの発信を中心にされている南祐貴さん。前半ではゲストの経歴やこれまでの活動、品川区との関わりについてお話を伺いました。後半では3月にオープンしたOimachi Tracksを大井町に詳しい濱田さん、まちづくりや不動産に詳しい南さんそれぞれの視点から学生と共に考えていただきました。
1. オープニング
中村:こんばんは!慶應義塾大学3年の中村竜久です。今回、第74回目の放送となりますが、学生パーソナリティが僕一人ということで、なかなか珍しい回にはなりますが、頑張ってお送りしたいと思います。
中村:5月の放送になりますが、皆さんはどのようにお過ごしでしょうか。4月は出会いの季節でしたが、5月は別れを惜しむ季節なのではないかと僕は最近思っています。新生活が始まって環境の変化に取り組んでいく中で、5月になるとゴールデンウィークを挟んで、ふと緊張の糸が切れて折れそうになったり、離れた友人を思い出したりする季節かもしれません。そんな時期も跳ね除けて頑張っていければと思います。
中村:本日は、ゲストに株式会社Neeew Local代表の濱田健太郎さんことハマケンさんと、経済作家の南祐貴さんことセカニチさんをお迎えする「未来対談」。そして特別企画「大井町トラックスを語る!」の二本立てでお送りします。番組への感想やメッセージもどしどしお送りください。
2. 未来対談
中村:今回のゲストは、ハマケンさんとセカニチさんです。どうぞよろしくお願いします。
ハマケン・セカニチ:よろしくお願いします!
中村:お二人にまずは自己紹介をしていただこうと思います。まずはハマケンさん、お願いします。
ハマケン:濱田健太郎ことハマケンです。地元は品川区の大井町生まれで、ずっとこの番組に出たいと思っていたので、後輩の中村竜久ちゃんと一緒に出られて嬉しいです。大学卒業後、スタートアップを経て「株式会社Neeew Local」を立ち上げました。地域に根ざしたイベント企画や、AI、エンタメのプランニングをしています。実家は東大井で父がセブン-イレブンを経営しており、僕も週末は町内会の活動に参加している「生粋の大井町っ子」です。
中村:普段からお世話になっているハマケンさんの、知らない一面も聞ければいいなと楽しみにしています。続いてセカニチさん、自己紹介をお願いします。
セカニチ:セカニチと申します。普段は経済作家として、株、投資、経済、お金、不動産、金利、税金、政治などのビジネス系の発信をしています。本は3冊で計4万部、SNSの総フォロワーは10万人ほどです。結論から言うと、この品川区大井町という街は未来が明るいです。今日は投資の観点からもお話しできればと思います。
中村:ありがとうございます。ではお二人の活動の軸について伺いたいと思います。
ハマケン:僕は「日本」が大好きなんです。海外15ヶ国を旅して、改めて日本の魅力に気づきました。自分の会社の名前も、新しくて良い「地元」をプロデュースしたいという思いで「Neeew Local」と名付けました。身近な人たちの笑顔のために、日本の個性を尖らせる仕事をしていきたいです。
中村:大井町を拠点にしているのも、やっぱり地元への愛があるからなんですね。
ハマケン:品川区を愛し、品川区に愛される男として(笑)、一緒にやってくれる仲間や地域の方々の笑顔のために、この良い循環をさらに広げていきたいと思っています。
中村:ありがとうございます。続いてセカニチさんはいかがですか?
セカニチ:私は、投資や経済の知識を通じて、明るい未来へ歩める人を一人でも増やしたい。かつての私は「社畜生活」で目の前の仕事に忙殺され、未来に種をまく知識も余裕もありませんでした。私のような辛い思いをする人を減らすため、難しい日経新聞を分かりやすく橋渡しする発信を軸にしています。
中村:セカニチさんは名前の由来でもありますが「日経新聞を世界一早く解説する男」としても注目されていますよね。
セカニチ:はい。難しいものを分かりやすく発信して、知識のない一般の方々と日経新聞の橋渡しをすることで、正しい知識を広く届ける活動をしています。
中村:今回はセカニチさんをハマケンさんが紹介してくれてこの場が実現したのですが、お二人はどうやって知り合ったんですか?
ハマケン:一年前、渋谷のカフェで偶然セカニチさんを見かけて、僕から猛アタックしたんです(笑)。「地元が大井町です!」と言ったらセカニチさんがものすごく食いついてくれて。そこから意気投合し、今では大井町の未来を語り合う関係になりました。
セカニチ:ハマケンさんの「知らない人に話しかけに行く勇気」と、ランニングなどで自分を律する「セルフマネジメント能力」をリスペクトしています。そうじゃなかったら仲良くしていません(笑)。
中村:お互い惹かれるものがあって今の関係があるんですね。今後のビジョンはどうですか?
ハマケン:ライフワークは大井町ですが、本業としてはショートドラマやサウナ、AI、宇宙など、新しくて尖った産業の「ゼロイチ」を作る皆さんと共にインフラを構築したいと考えています。イベントなどを通じて新しい産業を分かりやすく伝え、日本を盛り上げたいです。
中村:セカニチさんの今後のビジョンは?
セカニチ:未来が明るい場所をどんどん紹介していきたいです。東京には品川、新宿、渋谷、池袋、東京という五大ターミナル駅がありますが、今後さらに再開発で大発展していきます。利便性が高まり、コミュニティができて幸せな人が増えるような未来を感じてもらえる発信をしたいです。僕自身も10年前から未来を見据えて高輪ゲートウェイの近くに拠点を移しています。
中村:10年前から!実際に街は大きく変わりましたか?
セカニチ:10年前と比べたら全くの別世界ですね。大井町駅も別物になりました。変わることは知っていましたが、ここまで大きく変わるとは予想以上で驚いています。
中村:僕自身、大井町で活動を始めて1年ちょっとですが、それでも人通りの変化などを肌で感じています。20歳の僕にとっての10年は人生の半分ですから、それほど長い期間をかけて街が成長するというのはなかなか想像できないですね。5大ターミナルの中で、特に注目しているのはどこですか?
セカニチ:やはり品川駅と高輪ゲートウェイです。JR東日本が日本最大級の街にするぞという本気度で、約6000億円を投じて一大開発を行っています。車両基地だった広大な土地を活かして、二つの駅を合体させた巨大な街を作ろうとしています。
ハマケン:品川駅はこれからもさらに発展していくということですよね。
セカニチ:これからどころか、今あるものが一度ほぼ更地になるくらいの勢いで全部壊されて生まれ変わります。今の品川駅の姿も見納めですね。
ハマケン:品川駅の住所は港区ですが、同じ「品川」として本当に楽しみです。大井町に27年住んでいますが、羽田空港も新幹線も近くて本当に便利なのが魅力です。これからはハード面だけでなく、商店街や町会などの「ソフト(コミュニティ)」で街を盛り上げる活動に力を入れていきたいです。
3. 特別企画:大井町トラックスを語る!
中村:特別企画は、3月28日にグランドオープンした「大井町トラックス」についてです。お二人はオープン翌日のニュース番組に、かなり目立つ形で映っていましたよね?どういう経緯で行かれたんですか?
ハマケン:ちょうど1ヶ月前の3月28日、大井町トラックスの街開きに誰よりも早く行きたくて。一人で歩いていたらセカニチさんから「俺ここにいるけど、浜健どこにいるの?」って連絡が来て、高いところにいたセカニチさんを見つけて合流したんです。10時半頃から並んで、オープンと同時に勢いよく入っていったら、まさかテレビに切り取られていました(笑)。
セカニチ:大井町という最高のアクセスにこの規模の施設ができるのは革命的ですし、嬉しさのあまり僕の大井町愛が溢れちゃった結果ですね(笑)。たくさんの友達から連絡をもらいました。
中村:僕ら学生も、新入生と一緒にトラックスを見に行ったんです。そこで学生目線の気づきを二つ持ってきたので、お二人の意見を伺いたいです。まず一つ目が「入り口が全部外に接していて、街との境界線がない作りになっている」という点です。これはどういう効果があるのでしょうか。
セカニチ:JR東日本の社員さんがよく仰っているのは、「近隣住民との交わり」を何より大切にしているということです。空間を閉じずに、境界線をなくして地域の人と一緒に街のコミュニティを作っていきたいという強い思いが、あの設計に現れているんだと思います。
中村:いつの間にか駅がトラックスに繋がっている感じで、ふらっと立ち寄りやすいですよね。会社帰りに乗り換えついでに立ち寄って、軽く飲んで帰るような生活が目に浮かびます。二つ目の気づきですが、再開発で街が新しくなる一方で、今までの文化や元からいた人たちとの棲み分けはどうなっていくのでしょうか。
ハマケン:大井町トラックスは、昔から地元で頑張っている飲食店をたくさん中に入れているんです。だから「新参者が来た」というより、馴染みの人たちが新しい場所に出店したような温かさがあって、すごく街に溶け込んでいます。また、品川区は20代後半から30代の若い世代やチャレンジャーが多い街です。東小路や東小路のようなギューギューに狭い良さとは別に、新しくゆとりのある良さをJR東日本さんが作ってくれたのだと感じます。
中村:元からある地域の良さが埋もれないように、これから街がどういう風に育っていくかに着目して活動していきたいですね。
セカニチ:JR東日本もそのあたりをしっかり考えていて、トラックス内の飲食店は深夜営業をせず、基本的に22時頃に閉まるんです。トラックス目当てで来た人が、その後は地域の素晴らしい居酒屋へ流れるような良い仕組みができているなと思います。
中村:まだ行っていないリスナーの方に向けて、お二人の「おすすめスポット」や着眼点を教えてください。
セカニチ:まとめると4点あります。1点目は先ほども出た「シームレスなアクセスの良さ」。2点目は「飲食店の豊富さ」で、宮城県の有名な回転寿司『塩釜港』や大行列のパン屋さんなど、食のクオリティが凄まじいです。3点目は「眺望」で、線路が美しく並ぶ景色を上から見られるのは日本で大井町だけ。男の子や小さいお子さんも絶対に喜びます。
セカニチ:そして4点目が「サウナ」です。5階にある『サウナメッツァ大井町』は完璧すぎます。サウナ室そのものが電車をイメージしたデザインで吊り革があったり、山手線を眺めながら外気浴ができたり、最高峰の施設です。
ハマケン:大井町にはお風呂の王様や末広湯さんなどサウナがたくさんありますが、新しくできたこのサウナも綺麗で種類が豊富で感動しました。
セカニチ:サウナ室の吊り革にまで藁が巻かれていて、こだわりが本当にすごいです。ローリューの時間には「これから整い線が通ります」とアナウンサーのような声が流れるんですよ(笑)。サウナ好きも電車好きも、日本で一番楽しめる場所です。
中村:お話を聞いているだけでワクワクしますね。ハマケンさんから見て、他に気になる点はありますか?
ハマケン:大好きなトラックスだからこそ、あえて少し厳しめの意見を言うと、トイレの少なさやビル風の影響、雨の日の床の滑りやすさなどは、これからリテラシーを上げて改善していくべきポイントだと感じます。ただ、JRさんの強みは「資金的な余裕が生む余白」です。
ハマケン:実は今月、権現神社の100周年を記念したお神輿のイベントがあったのですが、なんとJRさんとのコミュニケーションの末、お神輿がトラックスの敷地内に入ってスタバの周りをわっしょいわっしょいと練り歩くことが実現したんです。普通なら新しい商業施設の中にお神輿が通るなんてあり得ないことなので、これこそ地域密着の「余白」の良さだなと感動しました。
中村:僕たちが行った時も和楽器のショーをやっていました。本当に地域に寄り添っている施設ですね。
セカニチ:そもそも「トラックス(TRACKS)」という名前自体、音楽のトラックという由来もあるので、今後はあの芝生広場を使った音楽イベントも定期的にやっていくと思いますよ。電車の街であり、音楽の街でもあるんです。
中村:まだまだ語り尽くせないですが、そろそろお時間がきてしまいました。
ハマケン:本当にこの3倍、10倍は喋れますね(笑)。ぜひ一度足を運んでみてください。
4. インフォメーション&エンディング
ハマケン:大井町トラックスができたことで、品川区・大井町のサウナキャパシティは都内トップクラスになりました。これを祝して、5月9日(土)14時から大井町トラックスのカンファレンスホールにて「サウナーの多い町プロジェクト」の記者会見・調印式を行います。僕たちも大井町のまちづくりに挑戦していきますので、ぜひ「サウナーの多い町」で検索して申し込んでみてください。
セカニチ:経済作家としてお金や投資の発信をしています。SNSで「セカニチ」をフォローしていただき、3冊出している著書もぜひ手に取っていただけると嬉しいです。
中村:今回は一人での進行でしたが、お二人の熱い大井町愛に助けられて本当に楽しかったです。新しいものと古き良き文化が融合する大井町の未来を、これからも追い続けていきたいです。
中村:次回の放送は5月27日です。ゲストのハマケンさん、セカニチさん、ありがとうございました!
全員:バイバイバーイ!

■今回放送した楽曲
・OPテーマ:あいみょん『ハルノヒ』
・フジファブリック『桜の季節』
・BEYOOOOONDS『高輪ゲートウェイ駅ができる頃には』
・fishbowl『熱波』
・東京事変『閃光少女』
次回、第75回放送は、6月3日(水)午後9時〜です。番組では、リスナーの皆さんからのおたよりを募集しています。
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(レポート/慶應義塾大学 環境情報学部3年 中村 竜久)
