【ラジオ放送レポート】中華料理クイズ!現代中国の政治・外交を専門とする慶應義塾大学総合政策学部の加茂具樹教授が登場!「みらいの大井町をつくる・ラボ」第69回(FMしながわ)

しなラジ889、「FMしながわ」では、2020年4月より、慶應義塾大学、飯盛義徳研究室・大井町元気プロジェクト所属の学生によるレギュラー番組『みらいの大井町をつくる・ラボ』が放送されています。コンセプトは、大井町や住民の方の「いま」と「みらい」。大学生ならではの目線から大井町の魅力や可能性、住民の方の生の声を発信しています。
今回のパーソナリティーは、中村竜久(2年)、吉澤奈々(2年)、中尾伊織(2年)、古川瑞樹(4年)、坂本荘凛(3年)が務めました。今月は12月5日(水)18時から、「もっとしなラジ889」FMしながわのスタジオより第69回目が1時間で放送されました。
ゲストは現代中国の政治・外交を専門とする慶應義塾大学総合政策学部の加茂具樹教授。加茂教授の研究内容に触れつつ、後半では教授から中華料理のクイズを出していただき学生メンバーで挑戦しました。
1. オープニング
中村:せーの!
全員:みらいの大井町をつくるラボ!
中村:こんばんは。慶應義塾大学2年の中村です。
吉澤:同じく吉澤です。
中尾:同じく中尾です。
古川:同じく4年の古川です。
坂本:同じく3年の坂本です。
中村:今回、第69回目の放送となる「みらいの大井町をつくる・ラボ」は、慶應義塾大学・飯盛義徳研究会の学生を中心にお送りします。今月もFMしながわのスタジオよりお届けしています。この番組は、大井町とその住民の今と未来を伝える番組です。
中村:本日第69回目の放送なんですが、今年最後の放送になります。私、今日メインパーソナリティを初めて務めさせていただきます。よろしくお願いします。
坂本:お願いします。初めてのご感想はどうですか?
中村:だいぶ緊張しています。
坂本:期待してます。吉澤さんは初めてですか?
吉澤:私は2回目なのですが、まだまだ緊張しています。
坂本:自分の声をこう聞く機会はなかなか普段の生活でやらないから緊張しますよね。
中尾:貴重な経験ですね。
坂本:古川さんも、なんか慣れてますか?
古川:なんか連続で4回ぐらいですけど、ここ最近出させてもらってて。
中尾:そろそろベテランの域に。
古川:そうですね。そろそろメインやりたいなと思います(笑)。
坂本:ところでこの前、11月の22・23日に慶應大学で「三田祭(学園祭)」がありまして。飯盛研も出展したのですが、大井町プロジェクトだけ活動回数がめちゃくちゃ多いなと思いました。
中尾:他のプロジェクトに比べて活動場所が身近にあるというところで、その分活動頻度やイベントの出展回数も多いのかなと思います。
坂本:リーダーを始めて三ヶ月。中尾くん、どうですか?
中尾:最初、リーダー・サブリーダーを含めて全員二年生でこのプロジェクトを回していくというところに不安もあったんですけど、だいぶ慣れてきたかなと思っております。
坂本:リーダーって難しいですよね。
中尾:難しいですね。人数も多いプロジェクトですから、全部見切るには労力も取られます。サブリーダーを務めてくれている3人の力添えもありながら、全員で役割を分担して頑張っています。
坂本:サブリーダーの中村くんはどうですか?
中村:自分としてはラジオやスポーツユニットを担当させていただいてるんですけれども、不慣れなこともあり、なかなか大変かなだと思っています。中尾くんは同期ですが、研究会の年次が違うので、尊敬しつつ参考にしていこうかなと。四年の先輩方もまだいてくれるので、その姿を見ながら成長できればと思っています。
2. 未来対談:ゲスト・加茂具樹教授(総合政策学部長)
中村:今回のゲストは慶應義塾大学の総合政策学部長、加茂具樹教授です。
吉澤:加茂教授、よろしくお願いいたします。
加茂:はい、よろしくお願いします。
吉澤:まず簡単に自己紹介をいただいてもよろしいでしょうか。
加茂:はい。私は慶應義塾大学の総合政策学部という湘南藤沢にあるキャンパスで学部長を務めています。専門は現代中国政治と外交を教えています。
坂本:研究内容についてもお伺いしてもよろしいでしょうか。
加茂:中国が今どういう状況なのかを政治・外交の観点から分析しています。また日本と中国の関係、東アジアの国際関係についても分析しています。
坂本:研究領域に進まれたきっかけは?
加茂:私が中国に興味を持ったのは小学生くらいの時からです。私は1972年生まれですが、戦後まだ30年も経っていない時期で、戦前の雰囲気が残っていました。祖父母の代に中国大陸で石鹸を作るビジネスをしていたので、写真を見たり話を聞いたりして、自然に関心を持ちました。
中村:教授になる前は何かされていたんですか?
加茂:大学院を出た後、香港の日本国総領事館で「専門調査員」という仕事を2年間していました。
坂本:中国専門になろうと思ったのはいつ頃ですか?
加茂:一貫校だったので高校から中国語を勉強し始めました。外国にも行きたかったですし、SFCの二期生として「自分の未来を中国語で切り開こう」と思って総合政策学部に入りました。
中尾:今ではもう中国語はペラペラですか?
加茂:中国語ができないと研究できませんからね(笑)。去年は10回中国へ行きました。
中尾:月1回以上のペースですね。僕も大学で学びましたが、発音の「四声」が難しいなと感じました。習得の中でぶつかった壁はありますか?
加茂:日本語は口をあまり動かしませんが、中国語は舌を使い、口を大きく開けます。中国語を話すと、日本語を話す自分とは違う「自己主張する人格」になる感じがして、そこが外国語を勉強する楽しさだと思います。
坂本:中国政治を分析する上での「面白いポイント」は?
加茂:知らないことを知れる点ですね。政治指導者の言葉を追い、新聞の表現と実際の本音の「ギャップ」を分析するのはドキドキします。日本と中国は隣国ですから、コミュニケーションをとらないわけにいかない。面白いですよ。
坂本:住まいは北品川だそうですが、美味しい中華料理店はありますか?
加茂:北品川の「明林(メイリン)」さんは活気があって美味しいです。あとは五反田の目黒川沿いにある「火龍果(ファンロンカ)」さんも高級な感じですが、大学の同僚とよく行きます。
中尾:日本向けの中華と「本物の中華」の違いは何でしょう。
加茂:本物の中華は、日本ではなかなか食べない鴨の血やアヒルの手などの食材、それから大胆な香辛料の使い方が特徴ですね。私は中国によく行くので本物の中華はあちらで食べますが、池袋などで食べても「あ、同じだな」と感心します。
3. 特別企画:あなたは知ってる?中華料理クイズ
中村:本日の特別企画は「あなたは知ってる?中華料理クイズ」です。加茂教授、よろしくお願いします。
加茂:はい、厳選したクイズを出題します。
第1問:餃子といえば「焼き」か「水」か?
加茂:日本では焼き餃子がポピュラーですが、中国では水餃子がポピュラーです。私の家では、子供の頃から餃子といえば水餃子でした。友達に「餃子といえば焼き餃子だ」と言われてびっくりしたのを覚えています。祖父母の代が大陸にいた習慣が日本でも残っていたんですね。文化の違いを知った原点かもしれません。
第2問:四川料理の「辛さ」の表現
加茂:四川料理は辛いですが、中国語には辛さにもいろんな表現があります。四川料理特有のしびれる辛さを何と言うでしょう?
中村:しびれとか、日本でいうピリッとくるとかですかね。
加茂:正解は「麻辣(マーラー)」の「麻(マー)」です。しびれる感じですね。湖南(こなん)料理の辛さは「酸辣(スワンラー)」といって酸っぱ辛い。辛さの違いを楽しめるようになると、中華の奥深さがわかってきます。
坂本:日本人が虫の音を聞き分けるように、認知の仕方が違うのは面白いですね。
加茂:麻婆豆腐を食べるとき、しびれる辛さがなかったら「ん?」と思っちゃいます。家で作るときもスーパーで香辛料を買って、本物に近づけるようにしていますよ。
第3問:エビチリはどこで生まれた?
中村:エビチリは中華料理店に行ったら必ず候補に入るので、中国料理だと思っていました。
坂本:僕は家で食べるエビチリが親しみやすい味なので、日本生まれ説を推します。
加茂:正解は「日本で発明された」と言われています。日本の中華料理の先駆者の方が、日本人の好みに合うように開発し、それが美味しいから広まったんですね。天津飯も同じで、天津に行ってもメニューにはありません。
坂本:食は人が移動した先でカスタマイズされるんですね。
加茂:そうですね。エビチリ、私も好きですよ(笑)。
4. エンディング
中村:第69回の放送が終了となりますが、加茂教授、いかがでしたか。
加茂:楽しかったです。日中関係は今デリケートな状況ですが、私を引きつけた要因の一つは食でした。食事の楽しさを共有できてよかったです。
中尾:AO受験の時に教授から励ましをいただいた僕が、今こうして一緒にお喋りできているのが感慨深いです。
古川:外国と比較することで、日本人が輸入したものを加工する能力のすごさに気づけました。
坂本:国境を越えて食が人を繋いでいく。今後も世界と繋がりたいなと思いました。
吉澤:これから麻婆豆腐を食べるときは、しびれをしっかり感じ取るようにしたいです。
中村:初めてのメインパーソナリティで、坂本さんに助けてもらった情けない部分もありましたが、締めくくりに学部長に来ていただけて本当に良かったです。これからもラジオ頑張っていこうと思います。
加茂:ありがとうございました。
全員:バイバイバーイ!

■今回放送した楽曲
・OPテーマ:あいみょん『ハルノヒ』
・花澤香菜『恋愛サーキュレーション』
・Michael Wong『童话』
・Bill Evans Trio『Waltz for debby』
・Mariah Carey『恋人たちのクリスマス』
次回、第70回放送は、1月7日(水)午後9時〜です。番組では、リスナーの皆さんからのおたよりを募集しています。
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(レポート/慶應義塾大学 環境情報学部2年 中村 竜久)
