「FMしながわ」では、2020 年 4 月より、慶應義塾大学飯盛義徳研究室・大井町元気プロジェクト所属 の学生によるレギュラー番組「みらいの大井町をつくる・ラボ」が放送されています。コンセプトは、大井町や住民の方の「いま」と「みらい」。大学生ならではの目線から大井町の魅力や可能性、住民の方の生の声を発信しています。3月3日(水)18 時から、その第12回目が放送されました。
今回のパーソナリティは、添野太朗(環境情報学部4年)、中村周平(総合政策学部2年)、濱口夏冴(総合政策学部2年)が務めました。新型コロナウィルス感染症対策により、先月に引き続き今回もリモート収録となりましたが、独自インタビューや今年卒業される飯盛研究会メンバーとの座談会など、充実の内容で1 時間の番組をお届けしました。3月10日(水)、17 日(水)、24 日(水)18 時〜19 時で再放送がありますので、ご興味のある方はぜひお聴き下さい。
■3月の放送内容
1.みらい対談/ゲスト:大成温調株式会社 水谷憲一社長
このコーナーは大井町に関わっている方に大井町への思いや思い描く未来についてお話を伺います。今回は、私たち大井町元気プロジェクトが運営するこの番組「みらいの大井町をつくる・ラボ」も支援してくださっている大成温調株式会社の社長である水谷憲一さんにお話を伺いました。
Q.「大成温調」とはどんな会社ですか?
水谷さん:主に、病院や学校など産業向け建物の空調システムの設計・施工・メンテナンスを行っています。大井町に本社を置き、今年の4月に創業して80周年を迎えます。社名は、「“大”井町で“成”功する」に由来しています。昨年より、「たてものを、いきものに」というコーポレート・メッセージを掲げており、設備関係の仕事を通して、建物と地域社会に命を吹き込むといった姿勢を会社のあり方としています。
Q.会社が大井町にあって良かったことはありますか。
水谷さん:何と言っても、アクセスが良いことです。東京にも神奈川にも、羽田空港にも出やすいです。これは、仕事をする上で非常に便利です。あとは、街の雰囲気が良いことも挙げられます。品川や大崎のような都市感もありつつ、昔ながらの良い下町の雰囲気も兼ね備えている面白い街です。庶民的な美味しいお店があるのも、魅力の1つと個人的に考えています。
Q.大井町の課題点は何でしょうか。
水谷さん:大規模な再開発やこれからもっと都市化が進む上で、社会的な劣化・機能的な劣化が目立たないか心配です。大井町として新しさの部分を探して、それを発揮できるようにしていかなければならないと思います。良いところは残しつつ、新しい風を吹かせるようにしていきたいです。
Q.大井町がこれからどうなってほしいと思いますか。
水谷さん:都市化は素晴らしいことですが、大井町の個性が無くなってしまうのはつまらないです。せっかく、大井町には昔ながらの良い部分といった個性があるので、レトロな下町感と都市化のバランスは上手く調和された街になっていって欲しいと思います。
Q.最後に、まちづくりにおいて学生に期待していることはなんですか。
水谷さん:ご存知の通り、高齢化が進んでいるので若い世代の意見は重要です。テクノロジーやデジタル社会を前提として、若さを活かした新しいチャレンジを積極的にできると街の活性化に繋がると思います。
貴重なお話をありがとうございました!
2.ミライ郵便局/大井町のアピールポイント・おススメのお店
続いてのコーナーは、リスナーや大井町に関わっている方からおたよりをいただき、みんなで一緒に未来のまちについて考える『ミライ郵便局』です。今回は大井町フェス隊の小枝さん(32歳・男性)から「大井町のアピールポイント・おススメのお店」についておたよりをいただきました。
大井町のアピールポイント
・交通の便が良い
・まちづくりに大企業が参画しているところ(他の地域ではあまりないそうです)
・スーパーが多く住みやすい(東急大井町線沿線に住んでる方がわざわざ大井町駅まで来て、買い物されることも多いそうです)
大井町のおススメのお店
・キュリアレンテ
・Helianthus(美容室)ヘリアンタス=ひまわり
・NIDO(イタリアン)
・ネオンフィッシュ(バー)
・SU-SUN’S(バー)
・ビストロモザール(フランス料理)
・旬菜早坂(割烹料理)
・日向カフェ
学生コメント:7つもおススメのお店を挙げていただきありがとうございます!イタリアンのNIDOは、メニューにあるTボーンステーキのインパクトがすごいです。フランス料理のビストロモザールは、店長さんが本場フランスで20年修業した方らしく、本格的な料理が美味しそうです。SU-SUN’Sは、釣った魚をさばいて出してくれるという特徴のバーで、アトラクション付きで面白そうですね。
小枝さん、ありがとうございました!
3.特別企画/卒業の春!飯盛研究室オンライン座談会
3月と言えば、卒業の季節。私たちが所属している飯盛研究会にも、卒業する先輩が多くいらっしゃいます。そこで卒業する先輩からメッセージをいただこうとオンライン座談会を開催しました。ご参加いただいたのは、飯盛研究会のゼミ長を務めてきた小杉優さんと1年生から飯盛研究会に所属していた佐藤瞳さんです。
いつになく“ゆるゆる”なトークコーナーとなりましたが、大井町元気プロジェクトでの活動の思い出や、大井町の魅力や印象など、幅広い話題で大変盛り上がりました。コーナー後半では、卒業するお二人から、私たち後輩へのメッセージをいただきました。
佐藤さん:取り敢えず全力でコミットしましょう。人それぞれのペースはあるけれど、やればやるほど面白いことは見えてくるし、自らの力にもなります.
小杉さん:飯盛先生の言葉によれば、「飯盛研は”幸せ”を考えるゼミ」。まちづくりとは、幸せを考えることで、みんなの幸せと自分の幸せを共有できる環境こそが、飯盛研であり、まちづくりの面白さです。自らのやりたいことも持ちながら、色んな人たちの幸せにどう繋がるかを考えて、活動を楽しんで欲しいです.
小杉優さん、佐藤瞳さん、お二人ともありがとうございました。そして、ご卒業おめでとうございます!
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この番組「みらいの大井町をつくる・ラボ」は、来年度も継続することが決定しました。番組ができる感謝を忘れずに、より良い内容をお届けできるよう、これからも頑張っていきます。4月の第1回放送は、4月7日(水)18時〜です。どうぞご期待ください。
また番組では、リスナーの皆さんからのおたよりを募集しています。
Twitterアカウント:@oimachi_lab
公式ハッシュタグ: #大井町ラボ
番組の感想やメッセージ、要望、アイデアなど、どしどしお送りください.
(レポート/慶應義塾大学総合政策学部2年 中村周平)